刈べー激アツメソッド

激アツメソッドを起ち上げる 若い男
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

フリーエージェントくん編より(30~32巻)

 

世の中にあふれるマルチ商法の究極系、刈べー激アツメソッド。

冗談みたいな情報商材に、マルチの真理が詰まってる。

闇金ウシジマくん30巻
人を見抜く方法

マルチの構造

詐欺やペテンの類いは、知能のある者が劣った人を搾取する、頭の階層社会で成り立っている。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

『格差社会と言われる時代の中、

貴方のポジションはどこですか?』

 

つまりペテンで巻き上げられるお金は、IQの差額なのだ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

後の激アツメソッドの祖、刈べーにマルチを持ち込んだのは、刈べーより少しだけ頭がいい村上仁だ。

 

村上仁は将来を憂うくらいの頭はあるが、人に知られるべきではない願望を、そのまま検索窓に打ち込むレベルの情弱だ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

ペテン師たちはそういう言葉を打ち込むような、うかつな人間をマルチに誘導する。

【闇バイトをするアホの子】中田(センターT)
楽園くん編より(16~17巻) 選択肢はいくらでもあるのに、若者は勝手に焦って闇バイトに走る。 実力もないのに野心だけが強く、犯罪の捨て駒に自ら応募してくる若者のことを、半グレたちは『アホの子』と呼んでいる。 ...

 

ペテンに騙される者は、そこに至るまでの人生で様々な失敗をして、何も主導権がない身分に甘んじている。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

彼らは何かを選ぶたびにひどい目に遭う中で、自分の能力に期待しなくなる。

もはや誰か強力なメンター(指導者)に導いてもらわないと、人生がどうにもならないと思っている。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

そんなムチを打たれたいマゾのような欲求に応えるため、ペテン師の講釈は、まず説教から入る。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

そうやって相手を落とした後で、欲望を吹き込む。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

『月収1億円は夢ではありません。

貴方は0.1%の富豪になれます。』

 

こんな風に気分の上げ下げをされると、騙される側はDV夫の暴力と愛撫を受けた妻のように、すんなり調教されてしまう。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

これでペテン師の元に、なけなしの金をセッセと運んでくる肉人形が出来上がる。

そんな肉人形のひとりが、村上仁だ。

人材派遣で不安定な日々を送っている村上仁
フリーエージェントくん編(30~32巻) 明日の補償のない人材派遣で、毎日がループした生活の村上仁。 どこの会社にも雇われた事がないのに、サラリーマンになって搾取される時代は終わったと言う。 そして起業をし...

 

ちなみに金を主題にしたセミナーは肉人形を造り、神を主題にすればカルト信者を生み、政治を主題にすればサヨク活動家を生み出す。

肉人形は騙す側に回る

村上仁が参加したマルチのセミナーは、証券会社の投資セミナーみたいな体裁を整えていた。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

マルチにハマる夢見がちな人々は、机に座れば賢くなれると思っているから、こういったスタイルが多い。

うさん臭いマルチ商法のセミナー
フリーエージェントくん編より(30~32巻) マルチ商法のセミナーはうさん臭い。 なのになぜ人は騙されてしまうのか? 闇金ウシジマくん30巻 人を見抜く方法 その子供だましの手口とは マルチ商法に...

それに弱い者は群れて不安を解消する習性があるので、セミナー会場に集めれば警戒心が緩んで、商材を買わせやすい。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

だがこれでは対面販売と変わらず、教祖が一人で商材を売るので効率が悪く、”ビジネス”は広がらない。

 

そこで教祖は教材を買わせた肉人形を、今度はセミナー講師に仕立てて、売る側に回らせる。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

こうして劣化コピー版のセミナーが増殖し、ファミレスやカフェなどを黒カビのように侵食する。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

村上仁のセミナー会場はファミレスでさえなく、駐車場の脇を勝手に使った青空セミナーだ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

ペテンはIQの差額で稼ぐので、村上仁が騙せる相手は、必然的に村上以下の者に限られる。

だからマルチの下位にいくほど、会話が困難な者が増える。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

そんな彼らに対して、マルチのセミナーの定石である、説教から入る手法は通じない。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

『お前らは人を見下すことで自我を保って、

上っ面だけで粋がっているクズだ。』

 

「は?喧嘩売ってんすか?」

 

こんな殺伐とした青空セミナーの中に、刈べーはいる。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

闇金ウシジマくん5巻

刈べー

刈べーの実家はアパートの一室で、そこに親と同居している。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

一般的に『いつでも戻れる場所』というのが実家のイメージだが、木造アパートでは、いつ親子ともども退去させられるかわからない。

 

底辺に生きる人々に安住の地はなく、日本なのに遊牧民のような生活をしている。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

そんな刈べーに未来への投資の概念はなく、村上仁に30万円のマルチの商材を紹介されても、乗り物のスクーターかと思う。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

川崎は途上国のような場所なので、紙幣より物品の方が価値を持つ。

治安が悪い街の特徴~ウシジマくんの地元~
ウシジマくんの地元が特定しにくいのは、いくつかの街が合成されているからだ。 治安の良くない街で育つというのはどういう事なのか、街の特徴と共に見ていきたい。 治安と不動産価格には相関関係があり、地価の分布に沿って人の生息域...

 

村上仁がアパートの玄関先でマルチの説法をしようとすると、奥で刈べーの父親が怒鳴る。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

『ゴチャゴチャうるせーぞ。

夜勤明けで寝てェンだ 外で話せ!』

 

生き方の間違いは中年以降に響いてくるが、この父親はいまだに20代フリーターと、同じような働き方をしている。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

彼の妻はパートに出ているか、あるいは離婚して居ない。

そして府中刑務所みたいなアパートに、出来の悪い子供の刈べーと同居という、懲役刑のような人生を送っている。

中年の性は泥仕合で見ていられない
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闇金ウシジマくん30巻

底辺社会は共産主義

刈べーがお金を貯められないのは、住んでいる地域のせいでもある。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

「先輩にすっげー金せびられっから

ひったくりがだりいし」

 

恐らくその先輩も、何かしらでお金に追われているのだろう。

このように底辺層は支え合いではなく、連帯保証人のような関係で繋がっている。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

弱者の不良は群れることで中流層に対抗しているから、誰かがグループを抜け出さないよう、足の引っ張り合いがされる。

 

せっかくお金が入っても、貯める前に何らかの名目で取り上げられてしまう。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

だったら小銭が入ったら、スグに散財したほうがマシという思考になる。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

彼らにとってお金とは、賞味期限1日のわらび餅のように、すぐに消費しないと腐ってしまうものなのだ。

 

刈べーにとって30万円の商材は、ベルマーク運動のグランドピアノくらい、気が遠くなる品物だ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

「俺には買えねーよう。

30万円なんて金、一生払えないもんよう。」
https://usijimakunnoningengaku.com/?p=2422

闇金ウシジマくん7巻

刈べーは体も安い

刈べーの鼻はいつもグズグズだが、底辺の人は慢性の鼻炎くらいでは病院に行かない。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

病院へは取り返しがつかないことになってから行くので、底辺の寿命は短い。

底辺の性欲が強い理由
ヤミ金くん編より(18~20巻) 文明人は性欲をなるべく隠したがり、恋愛の先にある高尚なものとしている。 出会って見つめ合ってビビビッときたら、素敵な結婚を思い描く。 だがそういう高尚な性愛の場に参加できな...

 

歯は民度をあらわすが、金持ちが高額なインプラントを入れる中、刈べーは使い捨てコンタクトくらい惜しげもなく歯を捨ててしまう。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

哲学者のプラトンは「肉体は魂の牢獄である」と言ったが、身体をぞんざいに扱う人々は、深層心理で自由を求めているのかもしれない。

 

そう考えると平日の競艇場に、歯があまり無いおじさんが多いのも、納得がいく。

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テレクラくん編より(15巻) 保護されるほど低いIQではなく、かといって人並みに考える事ができない境界の人。 こういう人たちは学校を卒業すると、どうなってしまうのか? その答えが肉まんまさん。 肉まん...
人を見抜く方法

刈べーの彼女

こんな刈べーにも、モエコという彼女がいる。

恋人を作るのが難しいのは、中流以上の互いに相手を選べる人々で、それ以下は選択肢がないので簡単にくっつく。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

川崎や相模原の繁華街では、こういうカップルがよく道端に生えているのを見かける。

いらない街、歌舞伎町が存在する理由
ホストくん編(21~22巻)ほか いつも生乾きの洗濯物のにおいがする街、歌舞伎町。 全国から下層の人間が流れ着き、ネズミのコロニー(巣穴)のような街を形成している。 歌舞伎町は過去に取り締まりを受けても、そ...

 

これは去年から1ミリも人生が前に進まない人は、もらい事故でもいいから変化を期待して、街でタムロをするからだ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん32巻」小学館

 

モエコはちゃんと、川崎や相模原の指定上履きである、クロックスを履いている。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

彼らは靴をTPOで選ぶのではなく、ドンキに売ってるものだけを履く。

 

男女の交際は同じランク同士になるものだが、肉体的な価値は女子の方が高い。

つまりアホな刈べーと同じランクにいるのは、もっとアホな女子に限られる。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

モエコも歯はボロボロで、刈べーにはフェラで虫歯菌が伝染るから、歯医者に行けと言われてる。

歯が汚い女テルミ
トレンディーくん編より(20~21巻) 汚いアパートに子供3人と住んでいるシングルマザー。 父親の代わりに、柄の悪い彼氏がいる。 闇金ウシジマくん20巻 人を見抜く方法 歯の汚さが物語る家庭...

だが彼女は、宗教にハマっている友達に『幸せの笛』を買わされたから、お金がないのだと言う。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

ヤンキーが数珠や心霊スポットなどオカルトに興味を持つのは、意外なようで必然性がある。

複雑なことが理解できな人々は、社会生活において大体のことを『不思議な現象』で済ませるので、オカルトにもハマりやすいのだ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

そんな彼女に刈べーは、村上仁の商材である、清栄ハイパーメソッドを紹介する。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

彼女は聞きなれない商材の名前を、すぐに自分が知ってる言葉に変換してしまうから、ダジャレみたいになる。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

『清栄ハイテンション?

すごく元気な人のこと?』

 

「まーな。元気いっぱいだ。」

 

間違っているのに話が噛み合ってしまうのは、IQが近い者同士のテレパシーだ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

結局モエコはメソッドを買ってしまい、幸せの笛のローンに加えて、借金を積み重ねる。

占いに騙される女、上原まゆみ
洗脳くん編より(26~28巻) ウシジマくんに出てくる債務者たちの中には珍しく、良い大学を出て出版社の編集部に勤めている。 占いが好きなのは、圧倒的に女が多い。 女は自分の感情に寄り添ってしゃべりかけてくれ...

 

刈べーは刈べーで、商材を売るためにインフルエンサーになることを勧められると、インフルエンザに変換してしまう。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

「俺らのやり方でインフルエンザになって、

感染の猛威をふるおうぜ!」

 

頭の悪いヤンキーの会話は、間違っているのに意味が通じる、スレ違い漫才みたいで面白い。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

しかし彼らはこのスレ違う脳のせいで、マニュアル化されたファーストフード店のバイトさえ勤まらない。

 

賢い人が作ったマニュアルを、頭の中で勝手に書き換えて、砂場遊びみたいな作業にしてしまうからだ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

賢くない人がワリと幸せに生きられる理由
ゲイくん編より(3~4巻) 人に知性が芽生えてから、起こってもいない問題を想定してストレスを抱えるようになった。 賢い人ほど就職や老後の不安など、悩み多い人生を歩む。 36歳のおじさんゲイの『ジャニヲタ』は...

インフルエンサーになる手段も、注目を集めるほど秀でたものが無いから、人の神経を逆なでする炎上しかできない。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

ダンスの才能がないのに目立ちたい、やりらふぃーの横揺れダンスに通じる不快感がある。

炎上は一瞬スポットライトが当たるが、それは自分の社会的寿命を燃やした火のため、後の人生が燃えカスになる。

 

結局は彼らが買えるのは、マルチの商材とヒンシュクだけだ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

お金は社会の一員と認められた人に発行される、会員証みたいなものだ。

そこから外された人間に、真っ当なお金は巡ってこない。

お金を稼げない男の特徴
フリーエージェントくん編より(30~32巻) お金と人の性質は似ている。 他人が寄ってくる人には、お金も集まってくる。 反対に、人に好かれない人はお金にも好かれない。 お金が無い人は、余裕がないから態...

刈べー激アツメソッドの誕生

借金をしてまで清栄ハイパーメソッドのDVD(マルチの商材)を買ったのに、いざ手に入れると、惜しげもなく放置する刈べー。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

だが「バカとハサミは使いよう(で良く切れる)」ということわざ通り、マルチのDVDが全然理解できないというのは正しい。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

なぜならマルチの商材は、肝心の儲け方があいまいで、誰が観ても理解できないように作られているからだ。

マルチに何度も騙される竹山さん
フリーエージェントくん編より(30~32巻) 本人曰く、リーマンショックでリストラされて以来、安定した職に就けていないという竹山さん。 バイトで貯めたなけなしのお金を、一発逆転を狙ってマルチ商法なんかにかけてしまう。 ...

マルチの被害者は、最初に高いお金を払ってしまったので、よくわからなくても途中でやめられない。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

彼らは30万円の入門編ではなく、もっと高い商材なら成果が出ると思って、どんどん深みにハマっていく。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

そんな葛藤がない刈べーは、マルチの商材は理解できないものという真理に、まっすぐ到達する。

そして下っ端は儲からないマルチの構造をも理解し、自分がトップに立つことを決意する。

 

こうして刈べー激アツメソッドが生まれた。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

闇金ウシジマくん21巻

マルチの神髄

刈べー激アツメソッドは後発の劣化コピー品なので、4万8000円という激安価格だ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

毎秒売れているわけでもないのに、『秒給4万8000円』を謳うあたり、既にデタラメだ。

冒頭で述べた通り、ペテンは知能の差分で儲けるものだが、刈べー以下の知能の者はそうそう居ない。

 

頭で騙せなければ、いきおい暴力が出る。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

「親のクレジットカード持ってきた?」

 

これでは犯罪にならないよう練られたマルチ商法が台無しで、ただのカツアゲになってしまう。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

マルチの真理に到達したかに見えた刈べーだったが、やはりバカは基本的にバカで、ハサミのように切れるのは一瞬でしかなかった。

 

ただ刈べーの中ではマルチをやってるつもりなので、被害者の友達を芋づる式に囲う、マルチの設定は守っている。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

「よし!刈べー激アツメソッドで君も金持ちの仲間入りだ。

成功者になって、どんどん友人を誘ってくれ。」

 

そして対面で脅してメソッドを購入させたのに、通販の体裁にしたいのか、わざわざ宅配便で商材を送る。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

一般人は彼らの思考回路が分からないから、ただただ気味が悪い

大人になり切れない板橋【切るべき友達】
サラリーマンくん編より(10~12巻) 見た目は大人、頭脳は子供 サラリーマン板橋。 結婚も育児も経験せず、ぬるっと33歳を迎えた板橋の感覚は中高生のままだ。 やがて重荷になる、切るべき友達の基準。 ...

しかし被害者も4万8千円を払っているから、途方に暮れながらも一縷の望みをかけて開封する。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

するとチープなガチャガチャのカプセルが出て来る。

商材をカプセルに入れておけば、特別感が出ると思っている刈べーの思考は、自分のワクワク感の押し売りだ。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

頭が発達していない人は、他人の感じ方を想像できないので、自分が好きなら相手もそうだと思ってる。

カプセルを開けると、紙が1枚入っている。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

『金持ちに成りたいなら 俺と同じことをしろ』

 

人をバカにしたような言葉だが、マルチの神髄を一言であらわした金言だ。

そもそもマルチはバカげた商売を、回りくどい説明でゴマかしてるだけなので、余分な理屈を省けばコピー用紙一枚で済む。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

刈べーのグループは回りくどい説明でゴマかさない代わりに、ひと手間かけてガチャガチャのカプセルを集め、紙の情報商材を詰めている。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

『注文が増えてきてさー

カプセル集めるのスゲー大変なんだけど!?』

 

そんなメンバーの不満に対して、変にやる気を見せる刈べー。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

「何が出るかお楽しみなのが刈べー激アツメソッドだ!

顧客の期待に応えるためには、

これだけは止めるわけにはいかねぇぜ!!」

 

勉強もバイトも頑張れなかった子は、往々にして何の役にも立たないことに、有り余る情熱を注ぐ。

刈べーは商材にこだわっているようでも、売り方はやっぱりカツアゲと変わらない。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

「刈べー激アツメソッド

あと10コ買えやー!!」

 

ここまで崩れたら末期で、村上仁が持ち込んだ上位のマルチごと破綻をするのは、時間の問題だ。

IQの差額で儲けるペテンは、最底辺まで広まった時点で終了する。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

トラブルを起こす人の心理
ホストくん編より(21~22巻) 人間社会で、なぜか自分からトラブルを引き起こさないと気が済まない人がいる。 彼らはトラブルを起こして他人からの反応がなければ、空っぽな自分の存在を認識できないのだ。 人間の...
闇金ウシジマくん10巻

現在最大の刈べー激アツメソッド

ここまでの文章を読めるくらい賢い皆さんが、刈べーが作ったメソッドに騙されることはないでしょう。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

しかし賢い人間が作ったメソッドは、もっと巧妙にできています。

ここでは謎の秀才たちが作ったビットコインと、マルチ商法の共通点をあげていきます。

マルチも仮想通貨も分裂する

マルチは一つ成功したメソッドができると、劣化コピーして次々と新たなメソッドが生まれます。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

例えば刈べー激アツメソッドなら、このような経緯を辿ってます。

天生塾スーパーメソッド⇒清栄ハイパーメソッド⇒村上ウルトラメソッド⇒刈べー激アツメソッド

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

いっぽうで仮想通貨も、ビットコイン⇒イーサリアム⇒数多のミームコイン、という風に増殖しました。

 

いとも簡単に模倣品が作れるものに、果たして価値はあるのでしょうか?

30-119

興味深いのは、イーサリアムが分裂したエピソードです。

イーサリアムがハッカーに盗まれた際、運営コミュニティが特別な操作で、盗難を無かったことにする措置を取りました。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

しかしこれはこれは売買記録に誰も手を加えられないという、仮想通貨の理念を歪める行為で、反発したグループがイーサリアム・クラシックを作りました。

 

現在もイーサリアムは、ハッカーに盗まれなかった世界線と、盗まれた世界線で分裂したままです。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん32巻」小学館

キャバ嬢 ⇒ 暗号資産の方程式
今回は性欲と金銭欲という、闇金ウシジマくんらしいテーマを題材にします。 にわかには信じがたいことだが、キャバ嬢は人間から暗号資産になっていく・・・ 闇金ウシジマくん30巻 人を見抜く方法 キャバク...

よくわからないのにビットコインを買ってしまう

劣等感を抱えている人は新しい言葉が出てきた時、バカだと思われるのを恐れ、わかったフリをしてしまいます。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

そんな心理を知っているペテン師は、無価値な商材を横文字でコーティングして、『理解できませんか?』という煽りをします。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

ビットコインもP2Pやブロックチェーンなど、マルチの説明と同じで、何だかフワッとしています。

 

特に新たなビットコインが発行されるマイニング(採掘)の仕組みは、「鶏が先が卵が先か?」のような、思考を惑わす構図です。

 

それでも人々が飛びつくのは、儲かった人のSNSです。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

自他の境界線があいまいな人は、成功者と自分を同一視してしまい、後追いで投資をしてしまいます。

この仕組みに気付いたペテン師が、意図的に金持ち自慢の投稿をするようになりました。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

労働から解放されたはずの自称金持ちが、公式LINEに誘導して労働するあたり、ビットコインのマイニングに通じるものがあります。

G10と書いて後藤と読む(演技性パーソナリティ障害)
楽園くん編より(16~17巻) G10は素人を扱ったファッション誌の表紙を飾ったりして、原宿界隈の狭いエリアではカリスマだ。 彼の生業は誰も知らないが、それもまた神秘性を高めている。 派手なパフォーマンスで...

 

高級車やドバイ旅行、麻布の寿司の写真を狂ったように投稿するアカウントは、存在自体が詐欺みたいな人間が多いです。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん32巻」小学館

ちなみに西麻布の寿司は、セミプロ女性とホテルに行く前の乳繰り合いに使われるので、食べ物なのかピンクローターなのか見分けがつきません。

復讐のように飯を食う瑞樹【風俗嬢が太る理由】
フーゾクくん編より(4~6巻) 実際の事件で、婚活やスナックを舞台に太った女が男たちを次々に殺害して、資産を盗む事件が度々ある。 彼女らはいかにして容姿の劣勢を覆して、男たちを手玉にとるのか? 新宿の過酷な...

 

煽られて儲け話に後乗りする人たちはイナゴと呼ばれ、金持ちが売り逃げをする時の踏み台にされて、資金を失います。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

人を見抜く方法

名言風な言葉にあふれている

マルチもビットコインも実体のない稼ぎ方なので、上滑りな名言の宝庫です。

(フェラーリで高速走行しながら)

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

『大金が欲しいなら、先にリスクをとるんだ!!

後から来るよ。この爆音みたいに。

お金は後からついてくる。』

 

実務で稼ぐ能力がない人は、他人の能力の真贋も見極められないので、言葉だけで簡単に騙されます。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

人気者にすがるギャル汚(男)の小川純【渋谷の若者】
ギャル汚くん編より(4~5巻) 『若者の街、渋谷』というのは過去の話で、今は 『池袋みたいな街、渋谷』 というのが正しい。 地形的に谷底にある渋谷は、地下鉄がビルの3階の高さを走っている。 ...

熱烈な信者がいる

黎明期に1万円が1億円になったビットコインは、経済的に絶望した者がすがる、神話になっています。

マルチやビットコインにハマっている人がギラギラしているのは、お金を増やしてくれるという宗教の、熱烈な信者だからです。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

ビットコインに否定的なことを言えば「情弱!」などの罵りが返ってきますが、これはマルチの信者が、親族に止められた時と同じ反応です。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

そんな態度をとっておきながら、彼らは損失が出た瞬間に、自分は悪くないというスタンスで憤怒します。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

「こいつらは詐欺集団だ!」

 

能力が低い人ほどよく怒るのは、他責で詰めるしか自分が優位に立つ方法がないからです。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

「嘘をつくな!!俺はコイツらに騙されて

借金まみれだ!!金を返せ!!」

 

ビットコインも上がっている時はもてはやされ、下がるとオワコンと叩かれます。

ペテンは常に人々の熱狂で始まり、怒りで終局を迎えます。

マルチに何度も騙される竹山さん
フリーエージェントくん編より(30~32巻) 本人曰く、リーマンショックでリストラされて以来、安定した職に就けていないという竹山さん。 バイトで貯めたなけなしのお金を、一発逆転を狙ってマルチ商法なんかにかけてしまう。 ...

スゴい人

マルチは末端の販売員が、 マルチの中の”スゴい人”を召喚して、商材にハクをつける演出がされます。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

そのスゴい人も、別に三菱商事に勤められるようなスゴさはない、雰囲気だけの人間です。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

『俺らが売るものは金儲けの方法じゃねぇ。

金儲けができそうな雰囲気だ。』

 

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

スゴい人は売る時には夢を見せ、破綻をした時は「あなたも購入に同意した」で突き離します。

 

他方ビットコインでは、大手のファンドが”スゴい人”として、仲介に参加します。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館

これでビットコインに、『あの大手ファンドが扱っているなら大丈夫』という、価値の保障があるようなハクが付きます。

しかしファンドは自己資金でビットコインを買わずに、顧客の資金で購入し、運用費で確実に儲けます。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

そしていざ損失が出た時には、『投資は自己責任』で顧客を突き放します。

 

このようにテクノロジーの殻に入ったビットコインも、一皮むけば中身は刈べー激アツメソッドです。

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館

演出に惑わされず、価値の真贋を見極められる人だけが、投資で勝つことができます。

投資に向かない人の特徴
フリーターくん編より(7~9巻) 専業主婦の宇津井美津子。 チラシの利息を信用して、闇金に借金の申し込みをしている。 貧乏な人がお金を持っていないのは、欲がないからではない。 人一倍欲深いから、お金が...