フリーエージェントくん編より(30~32巻)
刈部こと刈ベー。
村上仁やマサルと同じ地元。
小学生からグレていて、常識が全くない。
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頭が悪すぎて話が通じない
![スクーターと勘違い](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/30kan155-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館
村上仁がマルチの商材を売ろうとするが、刈ベーはバカすぎて話にならない。
マルチ商法というのは色々な理屈をつけて売るのだが、単語もあまり知らない。
「清栄ハイパーメソッド?
30万?
新しいスクーターかなんか?仁くん」
商材が清栄ハイパーメソッドで30万円という価格から、新しいスクーターかと思う。
刈ベーにとってお金を出す価値があるのはスクーターという価値観。
この程度なので、住んでいるのはボロいアパートでお金も持っていない。
仁がマルチの勧誘の常套句を並べるが、ズルズルと鼻をすするだけ。
狭いアパートで父親と暮らし、先輩にせびられているからヒッタクリをし、底辺を這いずり回る生活から抜け出せずにいる。
こんな生活、バカにならないとやっていられない。
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/10/30kan197-160x90.png)
常にお金がない
仁の商材を断る時の
![お金がないと言う](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/30kan158-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん30巻」小学館
「30万円なんて金、一生払えないもんよう。」
というのが切なくなる。
子供の頃から悪い事をさせられ、その金も周囲にむしり取られる。
バカだからいつも行動は短絡的で、反省をしないから失敗を繰り返す。
そんな生き方しか知らないので、30万円を持つ事すら想像がつかないのだ。
彼の世界には、お金を貯めるような堅実な人間はいない。
そういう地域に生まれてしまったのだ。
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/11/31-29-160x90.png)
彼女っぽいモエコ
彼女というほど大切にしていないが、地元のモエコという少女と関係がある。
![モエコと刈ベー](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/31kan11-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん31巻」小学館
このモエコも刈ベーに劣らず、頭がポーッとしている。
モエコと居る時は、刈ベーが少しだけマシに思える。
大体、同じような頭脳レベルの男女が一緒になるのが自然だ。
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/11/19-33-160x90.png)
同じくらいのレベルなら、想像を超えるような出来事がそんなに起こらないので、安心感があるからだ。
このモエコに清栄ハイパーメソッドを売りつける。
刈ベー自身も、カウカウファイナンスから借金をして清栄ハイパーメソッドを買ってしまっている。
刈ベーに言わせると、清栄ハイテンションというものすごく元気な人の事なのだが。
調子にのって、刈ベー激アツメソッドというのを立ち上げ、恐喝まがいの方法で人に売りつける。
激アツメソッドの中身は、ただカプセルに一言書いた紙を入れて、高値で売りつけているだけ。
だが案外と、無価値の物というマルチの商材の特徴は捉えている。
何も考えない人は、意外と鋭く核心を突く事がある。
刈ベー激アツメソッドで儲けた金で借金を返すのではなく、キャバクラで散財してしまう。
お金を計画的に使うという事はできない。
借金が膨らんだら犯罪行為
![強盗姿の刈ベー](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/32kan68-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん32巻」小学館
借金が膨らんでどうにもならなくなったら、刈ベーみたいな人種はどうやって解決するのか?
彼の知っている世界では、手っ取り早く暴力で解決する方法しかない。
仲間と連れ立って村上仁らを襲う。
後先考えない行動をとるのだが、刈ベーの頭では物事の後と先を想像することはできない。
今現在、目の前で起こっている事しか認識できないのだ。
それはあたかも、昆虫の反射行動に似ている。
だが、後先考えずにやって、たまたまうまくいくこともある。
常識的に考えたら誰もやらないという事は、他人もそんな事は起こるまいと油断している。
非常識な方法で、刈ベーは村上仁らから3000万円を手に入れた。
これで気が大きくなって、カウカウファイナンスのマサルも襲って、借金もチャラにしようと考える。
限度を知らないで、破滅するまで突っ走ってしまうのが刈ベー。
![ボコボコの刈ベー](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/32kan127-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん32巻」小学館
結局、マサルたちにボコボコにされてしまう。
ボコボコにされたものの、何だかんだで借金は無くなる。
明日からまた、今日までと同じような底辺生活が始まる。
自分のしっぽを追いかける犬のように、その場をグルグル走り回る人生だ。