ヤミ金くん編より(18~20巻)
山口徹。
表札からすると6人の子供のお父さん。
ペットの多頭飼育崩壊のように、育てられないのに子を増やす親。
自分に甘くて他人に厳しいお父さん
散らかった部屋でスウェット着て寝転がっている。
家のローンは払っていないようで、保証人に迷惑をかけている。
だが、それを気にするそぶりもない。
体を売っている娘から仕送り無理っぽいと言われるが、「だめだよ」と説教をする。
そんな自分は仕事を辞めて無職になっている。
彼が自分に甘くて他人に厳しいところは、ぽっちゃり体型にも出ている。
お腹が減った息子にポテトチップスの袋を投げ与える父親。
底辺の家庭の育児は、動物虐待を見ているかのようだ。
普通の家なら、犬だってもう少しちゃんと育てられているのに。
きっと娘もこんな風に育てられたのであろう。
この人、なんで子供を作ったんだろう?
なんか避妊が面倒とか、そういう理由な気がする。
大家族のお父さんだからといって、人一倍頑張るわけではない。
仕事はすぐに辞める。自称プライドが高い
大家族のお父さんが仕事をやめた理由は、本人曰く上とモメたから。
プライドが許さないのだとか。
プライドがあるなら、もうちょっとマシな風体をしている。
プライドが高いというよりも、こらえ性がないだけ。
避妊をしないのもこらえ性がないだけ。
恐らく唯一の勲章が、大型免許を持っている事。
今の不況を乗り切れば、月50万は稼げるから、安売りしたくないのだと。
実際に稼ぐ努力は多分しない。
行動しない内は、自分はいつでも50万を稼げるんだと思い込めるから。
それを語る間に、散らかった部屋の様子が描写される。
ものがギチギチ。ハンガーラックがないから、服もギッチギチ。
大家族な上に、収納以上に不要な物があふれている。
イスも机も荷物がのっかっていて、本来の役目を果たさない。
お金がない人に限って、太っているし物があふれている。
満たされない人は、食にも依存しがち。
何もできない不安感を埋めるために、物や食を詰め込む。
お金がないのに、何の足しにもならないタバコはやめない。
いろいろと間違いだらけのお父さん。