ストーカーの沼田

人に好かれない相槌 おじさん
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん6巻」小学館

フーゾクくん編より

風俗嬢の瑞樹(みずき)にストーカーをしている沼田幸一。

コミュ障 + 好き という感情が凶器に変わる。

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細かな所にも沼田の異常性が見える

バイト先でも、沼田の特異な人間性が出ている。

バイト先の同僚が友達と食事に行ったと知ると、沼田は嫉妬なのか友達をバカにする発言をする。

お笑い芸人を目指している友達のことを

「ふーん ふーん 

結局、デビューすら出来ないンだろうけど、ガンバってーって感じですわ」

同僚は、大して親しくもない沼田にそんな事を言われて、(なんだこの人?!)という顔をする。

それを沼田は自分の口が臭いのだと思って、相手に臭いか聞く

口の臭いを気にする沼田

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん6巻」小学館

そこじゃない・・・

この時点で沼田がいかにズレた人物かがわかる。

人の友達をバカにするデリカシーの無さと、臭いを気にして人の顔色を伺う相反した部分に異常性が見て取れる。

あいづちも「ふーん ふーん」と、ナチュラルに人が嫌悪感を抱きそうなものを出してくる。

これも客観的に自分を見られない人にありがち。

他人の感情を想像できない。

これがストーカーとして、相手の感情を理解できない部分に通じている。

話の流れで沼田の年齢の話になると、不快感をあらわにする。

年齢を聞かれる沼田

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん6巻」小学館

怒ってその場を離れたと思うと、昼には何事もなかったように同僚に声をかける。

感情の起伏がわからないから、不気味でしょうがない。

なぜこの同僚に執着しているかと言うと、前日に沼田の弁当をこの同僚がホメてしまったためである。

恐らく同僚も社交辞令程度の意味で言ったのだが、沼田は手作り弁当を持ってきた。

よく知らない男の手作り弁当に、心底ゾッとする

この同僚は正社員に昼メシに誘われていたので、難を逃れた。

沼田は勤務態度や人間性から、あまり社員に好かれていないようで誘われない。

家に帰るとドアノブに・・・恐怖

同僚が家に帰ると、家を教えていないのに沼田の手作り弁当がドアノブにかけてあった。

昼間に難を逃れたと思ったのに。

しかもルーズリーフのノートを破いたような紙の手紙つきで

腐った弁当

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん6巻」小学館

ノートを破った手紙という距離感も、家族あてのメモのようで怖い。

相手の気持ちを一切考えず、家を調べ上げてそこまで行く。

弁当を褒められただけで、ここまで固執する沼田の異常性。

同僚はただ、社交辞令のように弁当をほめただけだが、たまたま沼田の琴線に触れたのだろう。

だが、沼田が以前からストーカーをしていた風俗嬢の転居先を見つけたので、この同僚は助かった。

ストーカー相手にたどり着くも・・・

みずきを見つけた沼田

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん6巻」小学館

こんな沼田なので人間関係は皆無だから、固執した相手に集中してストーカーができる。

執着心が強いので転居先がわかるまで、執念深く調べ続けて相手にたどり着く。

闇金ウシジマくんが怖いのは、腕力の強さだけでバトルするような漫画ではないところだ。

沼田が目を合わさないで話す描写など、普通の人と半歩ズレただけの描写を細かく描いている。

多くの人がそういう場面を、現実でも経験した事があるはずだ。。

その記憶とあいまって、沼田のようなサイコが自分の隣にいてもおかしくないと思う。

そんな錯覚に陥るよう、異常性を身近な表現であらわしている。

ウシジマくんの洞察力
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人を見抜く方法

おじさん
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漫画闇金ウシジマくんの人間学