弱者の世界では自分より弱い者は守るべき対象ではない。
そういう家庭の子供は邪険に扱われ、時には飯の種に変えられてしまう。
親が底辺で余裕がないから子供を虐待するのではない。
元々、人としての資質が欠けているから底辺になるのだ。
そんな過酷な環境を子供たちは生き残らなければならない。
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弱者の世界は子供に厳しい【飢える子供たち】
テレクラくん編より(15巻)
暗く散らかった部屋でテレビを観ている姉弟。
放置された子供にとって、テレビは親代わりのところがある。
借金の取り立てに来たウシジマくんが
![暗がりの子供たち](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/03/15-151-300x300.png)
闇金ウシジマくん15巻」小学館
「母ちゃんはどーした?」
と聞いても、子供はお腹を鳴らして
「おなかすいた。」
と振り向きもせず答える。
コミュニケーションがまともにとれないのは、親に放置されて家庭には一方的に発信するテレビしかないからだ。
ウシジマくんは
「なんだ お前らメシ食って
ねェーのか?」
と聞いて、出前でも取ってあげるつもりだろうか?
否。
![利息を取る](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/03/15-152-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん15巻」小学館
放置子の食事代に母親が置いていった千円札を、ウシジマくんは借金の利息に取り上げてしまう。
ウシジマくんに同行している高田が、ウシジマくんの意を察していてチョコレートを子供にあげる。
![チョコレートを子供にあげる高田](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/03/15-153-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん15巻」小学館
「これチョコレート。
社長(ウシジマくん)がさ、
駅前のコンビニで賞味期限切れの
弁当を店員がね、夜2時に
捨てるから拾ってこいってさ…
起きてられる?」
ウシジマくんは子供にも容赦しないように見えて、親よりも子供のことを考えている。
放置する代わりの食事代の千円札は、その内に置かれなくなるだろう。
同情して出前を頼んでやったとしても、その場限りの自己満足に過ぎない。
ウシジマくんは安易に手助けしない。
ゴミを漁ってでも、生き残っていける方法を教えている。
方法に詳しいのは、ウシジマくん自身がそうして生き残ったからだ。
親が必ずしも子供を育ててくれるとは限らない事を、身を持って知っている。
子供自身が乗り越えなければ、クズの親と同じように育っていく。
子供たちが生きる無関心の世界の中で、社会悪のはずのウシジマくんだけが子供たちの事を見ている。
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/10/20kan168-160x90.png)
祖母宅に押し付けられている子供
![パチンコおばさん](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/03/24-1-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん24巻」小学館
生活保護くん編より(24~25巻)
ウシジマくんに金を借りているおばさん。
煩わしい事が嫌いなので、髪は男みたいに短髪だ。
孫にあたる、自分の娘の子供と同居している。
おばさんは孫の世話をしないで、パチンコに貢いでいる。
娘は離婚していて、子供を放り出して新しいダメ男に貢いでいる。
そんな娘のことをおばさんは
「またダメ男に貢いでるンだわ!
あの娘バカだから!!
誰に似たのかしらね!?」
おばさんにそっくりのバカなのだが、論理性がない人は情報の紐づけができない。
娘がダメ男に貢ぐ事と、おばさん自身がパチンコに貢ぐ事が同じ構図だとわかっていない。
大体、初期のファミコンくらいの演算能力しかない脳みそで生きている。
![頼れる人](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/03/24-2-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん24巻」小学館
「頼れるの田嶋(ウシジマくんの偽名)さんだけだわー。」
金を借りて、上機嫌になるおばさん。
偽名を使って高利で金を貸すウシジマくんが、唯一頼りになれる人なのだそう。
先々の利息が頭に入らないので、金を受け取ると得した気になる。
バカな人の周りには、同レベルか食い物にする人しかいない。
そこに、孫が出てくる
![孫](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/03/24-3-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん24巻」小学館
「ばーちゃん 昼飯は?」
「知るか!」
と言って家の外に放置して、おばさんは家に入ってしまう。
普通は孫ほどかわいいものはないが、底辺の世界は人の社会ではない。
おばさんは精神性が子供と同レベルなので、子供の世話はできない。
昼ご飯を求められても、「知るか!」という言葉を平気で浴びせる。
食事の作り方も教えていないのに、自分で何とかしろと言わんばかりに突き放す。
バカな人は子供がふえるワカメみたいに、勝手に大きくなると思っているのだろうか?
家の外に放り出されて、行き場のない子供。
![放り出される子供](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/03/24-4-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん24巻」小学館
母親には自分を生活保護費のダシにされ、祖母には借金の際のダシに使われている。
子供自身には、一円も回ってこない。
都合よく使われるだけで、誰も気にかけてくれない。
その姿をウシジマくんが眺めている。
カイカウファイナンスの高田が、子供にお菓子を差し出す。
![子供にお菓子をあげる](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/03/24-5-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん24巻」小学館
ここでもウシジマくんは、子供をその環境から救い出したりしない。
この子供が真人間になるか、クズに育つかは本人次第だ。
祖母から母親へ確実にダメさが遺伝しているので、自ら這い上がって強く変わらなければ負の連鎖は断ち切れない。
超現実的な世界で生きてきたウシジマくんは、そのことを知っている。
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ハムスターさえ育てられない親
![ののあの甥](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/03/24kan176-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん24巻」小学館
子供を虐待する親は、小動物さえ飼う事ができなかったはずだ。
ブランド物のバッグを手に入れても、メンテができないのでボロボロだろう。
意志の力がない人は、煩わしい事が全てできない。
こういう面倒くさがりの人が子供を授かったのは、行為中のアクシデントに他ならない。
面倒で避妊を怠って、もっと面倒な子供がデキてしまう。
いつもこの、惰性の選択を繰り返す。
決して望まれて生まれてくるわけではない。
こういう子供は、生まれる前からハードモードな人生が決まっている。
毒になる親から教わる事は何もない。
一番近い所でサンドバックにされるだけの幼少期を過ごす。
誰も教育してくれないから、自分で自分の人格を育てていかない限り、這い上がる事はできない。
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/24kan174-160x90.png)
家庭に恵まれなかった方へ
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/03/5-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
愚かな親の元に生まれると、人生がうまくいかない呪いを植え付けられます。
この呪いの正体は、人格の欠落です。
普通の家庭の子が親と一緒に乗り越えた課題を解かないまま、姿だけが大人にさせられてしまいます。
だからあらゆる場所に行っても人間関係に苦しみ、疲弊して経済的に追いこまれます。
この呪いを解く方法は、親に削られた人格を自覚する事です。
人と関わった時、自分がどういう失敗をするのか把握しておけば、足りない人格に苦しめられる事は減ります。
人生でトラブルがない時間を少しずつ伸ばしていく事で、呪いは軽くなっていきます。
自分の人格・気質を調べるのに、エゴグラムのテストを使います。
このサイトではエゴグラムを応用し、ウシジマくんの登場人物の人格を診ています。
本を買うお金がないなら、無料の診断サイトを使ってください。(怪しい登録のいらないサイト)
自分の人格を把握したら、それを活かす方法を考えます。
人は自分の欠落を補おうとする事で、進化する事ができます。
家庭に恵まれなかった方が、ご自身の力で幸福になる方法です。