中年のおじさんは、どうしてエロくてズルいのか?

志村課長 おじさん
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん12巻」小学館

若者はおじさんの事を汚いと言う。

だが、その若者もやがてはおじさんになっていく。

精神力ではどうにもならない、男の変化のメカニズム。

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小堀の上司、志村課長

サラリーマンくん編

会社で男性サラリーマンの小堀に声を掛ける志村課長

OLの尻

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん10巻」小学館

だが、その眼は意識を離れて奥にいるOLの尻を追っている

小堀に話しかけながらも、ずっとお尻を見ている。

尻を眺める課長

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん10巻」小学館

若い頃にはなかった、こういったおじさんの無遠慮なエロさとは何なのだろう。

若い頃の性欲は、発散をしたいという衝動的でインパクトがあるものだ。

そのために行動を起こして目的を達成すれば、潮が引くように収まっていく。

しかし、中年になって行動力が衰えてくると、性そのものへの欲求ではなくなってくる。

性欲がまだあるのだという思いに執着している

だから、ネットリとして終わりがない。

子孫を残すと言う、本来の性欲とは離れていて、性欲を失っていない自分を確認したくて気持ち悪くなっていく

若い頃には、目が合った異性と意識し合うような経験もあっただろう。

中年になるというのは、毎日少しずつ進んで老いていくので、若い頃との変化が感じにくい。

だからおじさんは、まだまだイケると勘違いしてしまう。

イケる事を確認したいがために、若い女性にちょっかいをだして、おじさんは心底嫌われていく

仕事の面でもズルくなっていく。

部下の手柄を横取り

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん12巻」小学館

小堀の頑張りと誠意で勝ち取った仕事を、上司の志村が陣頭指揮を執ると言って、横取りする。

会社で生き残っているので、志村も昔は実力で仕事を取っていたのだろう。

しかし、体力の衰えと共に営業の気力も衰えてくる。

この会社で脱落したら、もうイチからやり直す気力はない

性欲への執着と同じく、会社にも執着している。

だから地位を利用して、自分の身の保身を図るしかないのだ。

若い頃は誰もが、汚い大人になりたくないと思っている。

しかし中年になるに従い、清い精神では補えない劣化が身体に起こる

中年のおじさんは嫌われている

中年会社員くん編より

中年のおじさんは、基本的に他人の話を聞かない

色々と決めつけてかかるからだ。

長く生きていると、自分の考えのパターンが決まってきて、それ以外を認めなくなる。

若者の考えが自分のパターンと違えば、否定して潰してしまう

だから嫌われている。

花丸部長もその一人。

おじさんは自分が正解だと信じているので、何ら悪い事をしていると思っていない。

この度合いは、歳を重ねるごとにひどくなっていく。

これからの人生より、今までの経験の方が大きくなると、過去の経験ばかりを重視する

だからおじさんは新しいものに対応できない

色々と鈍感なのだが、部下には嫌われているのではないかと薄々は感じている。

昔の部下の加茂と会って、

「最近の若いモンは誘っても普通に断るから誘い辛くてやんなるよ」

と愚痴っている。

決めつけや一方的に話すおじさんと飲みたい若者はいない。

昔の部下の加茂を誘う時にも、内心は断られるのではないかとビクビクしている。

花丸部長

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん29巻」小学館

こういう人は、会社を辞めたら年賀状が1通もこなくなるだろう

現役の今でさえ、誘いに応じる部下はいない。

加茂に直接

加茂と花丸部長

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん29巻」小学館

「私が嫌われている噂とか耳にしないか?」

と聞いている。

「前の部署ではよく飲みに行ったが、今の部署はあまりにも交流がないから、部下にどう思われているのか気になるよ」

これに対して加茂も会社員として小ズルく生きているので、本当の事は言わない。

内心で

(いや、前の部署でもあんたは評判悪かったよ)

と思っている。

これも花丸部長の鈍さを表している。

嫌われていると気づかずに、嫌々な部下と飲んでいたのだ。

とりあえず一緒に飲んでおけば、嫌われないだろうと思うのはガサツなおじさんらしい

キャバ嬢にプレゼントを渡して、それが売り払われても気が付かないおじさん。

どんくさいカバのようだが、それくらい鈍感でないとストレスがのしかかる中年時代を乗り切れない

ウシジマくんの洞察力
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人を見抜く方法

おじさん
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漫画闇金ウシジマくんの人間学