パチンコにハマる主婦

パチンコ屋に並ぶ主婦たち おばさん
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん1巻」小学館

奴隷くん編より

「今日の血液型選手権 私、1位だったの~

今日は絶対勝てるわね!?」

などとのんきな会話をしているが、1日3割でウシジマくんにお金を借りてパチンコ屋にならんでいる。

その時点でアリ地獄にハマッているが、本人達は気が付かない。

そんな彼女らをウシジマくんは楽天的なバカ呼ばわりしている。

自分を客観視できないから異様なファッション

異様なファッションのパチンコ屋の客

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん1巻」小学館

ウシジマくんがリアルなのは、この主婦たちのファッションの似合わなさから、現実を直視しない様が出ている点である。

決してファッションに無頓着ではなく、パーマをかけたりしているが、ピエロみたいな恰好だったりしている。

1日中、ピカピカ光る台を見て、頭をからっぽにしている内に、本当に空っぽになってセンスも失った。

だがウシジマくんが痛烈に批判しているのは、漫画に出てこないこの夫たちだ。

家計の管理に無頓着で、女と子供にいいなりの腑抜けだと。

パチンコに依存する主婦達は、そんな腑抜けで自分と向き合わない夫で生まれた心の穴を埋めているのかもしれない。

ウシジマくん曰く、そういうの込みで主婦は闇金の上客なのだとか。

借金が膨れても、妻に無関心な夫は気が付かない。

多額の借金回収で、はじめて自分の妻がしていたことに気が付く。

人間の隙を見つけるウシジマくんは、夫婦の隙間も見逃さない