ぶん殴られるピース尖閣

ピース尖閣の顔 おじさん
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん23巻」小学館

元ホストくん編より(23巻)

 

毒づく♪毒づく♪ピース尖閣!!でおなじみの元芸人。

人を笑わせるのが好きな芸人というより、単に金にがめついおじさん。

 

芸人として売れなくなった後は不動産投資などをするが失敗し、今は株の投資会社の広告塔に。

自らも出資しています。

全部がうさん臭いです。当然、騙されてます。

一発屋ピース尖閣

配当金の現金

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん23巻」小学館

安っぽい芸でも出し渋りをしているが、配当金がポンと手渡されると速攻でやります。

その程度の芸です。

こういうリズムネタは、たまにノリで若者にウケる事がある。

 

だが、気まぐれでウケた若者は、捨てるのも早い。

その後にお笑いと同じく一発当たると思って、不動産投資をする。

 

不動産投資もちゃんとやろうと思ったら、周辺の相場や社会情勢の予測など、かなりのデータや分析力が必要になる。

毒づく♪毒づく♪ピース尖閣!!のように、ノリでどうにかなるリズムネタとは違う。

 

良い不動産の情報は、一般人にはおりてきにくい。

一般人に回ってくるのは、賃貸収支がトントンになる程度の物件ばかりだ。

投資信託詐欺の広告塔

殴られるピース尖閣

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん23巻」小学館

不動産で失敗したピース尖閣は、今度は株の投資信託に手を出す。

そこで成功者としてパンフレットに載る。

投資信託というのは、出資した人に代わって会社が資金を運用し、配当金や儲けを出資者に還元するもの。

 

この場合、投資信託やその会社が安全かどうかは出資者が判断しなければならない。

ピース尖閣が出資したのは、無名の海老沢グループというもの。

もうこの時点で危険なにおいがするのだが、過去に一発当てた事のあるピース尖閣はイケイケで出資してしまう。

 

何度か配当金が出ると、いよいよ本格的にお金を出す。

出資者からお金が集まった所で、会社は姿を消す。

これが手口だ。

 

騙されたピース尖閣は、もらった名刺を頼りに海老澤グループの所在地へ行く。

こういうフットワークの軽さは、論理型でないピース尖閣の良い所。

だが、この時点で動いても遅すぎる。

 

最初の名刺の時点で、詐欺グループは騙す事を前提にして住所を決めているのだ。

古い賃貸物件の一室が海老澤なる者の住所。

当然、誰もいない。

 

そもそも海老澤と会った事は一度もないし、架空の人物であろう。

ピース尖閣みたいな人間は、事が終わった後にワサワサと足掻く事が多い。

考えなしに行動をする人間の特徴だ。

 

そこで、別の出資者に海老澤と間違えられてぶん殴られる。

鼻血を出して座る

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん23巻」小学館

これが走り回ったピース尖閣への報酬だ。

ウシジマくんを読んでいたら、こういう詐欺話にひっかかる人も激減するのだが。

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