お金にがめつい女たち

掃除してと言う女 若い女
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん41巻」小学館

男も女も、お金に欲望を抱くのは変わらない。

しかし、その満たし方には差がある。

男は粗暴で女は狡猾。

 

お金に関しても男は奪い取り、女はかすめ取る

男は法を犯すが、女は利口に法の範囲内で手に入れる。

迷惑料でお金を要求する女

ウシジマくん編より(39~46巻)

 

太目で、雇われ店長の情婦のような事をしている女。

女を売り物にしているが、そんな生活では先が見えないので、お金に安定を求めている。

太目の女は菩薩のようで、優しいと思ってしまいがち。

 

女の怖い顔

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん41巻」小学館

だが金のために動く時、女は怖い顔をする。

粗暴な男が見せる感情的な顔よりも、能面みたいな女の顔の方が闇が深くて怖い。

女は器用に顔を使い分ける。

 

迷惑料をせびる女

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん41巻」小学館

「獅子谷くんに懸賞金500万円に
迷惑料上乗せしとくよーに伝えてね!」

 

さらっと迷惑料の上乗せを要求する。

迷惑料とは、別に法律用語ではない。

誠意を示すためのお金の事だ。

 

この便利な『迷惑料』は最近よく使われている。

『迷惑』という日本人の良心に揺さぶりをかける言葉は、チンピラが好んで使う。

この女も、迷惑料なんて言葉が使われる場に居て覚えたのだろう。

 

タクシー代でお金をもらう女

モデル崩れみたいな紗理奈という女が、パーティーでタクシー代をもらう。

タクシー代をもらう女

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん42巻」小学館

実際にタクシーは乗らないのだが、口実がないとコジキに見えるからタクシー代と称している。

この辺りは迷惑料と同じく、言葉でごまかしているに過ぎない

 

紗理奈と同じ事務所のグラビアアイドルが、給料だけでは生活できないそうだ。

彼女が間に入って、愛人契約してくれる社長を探す。

困っている女の娘を助けてあげるかと思いきや、中抜きして自分の利益にするために動いているだけだ。

中抜きする女

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん42巻」小学館

本来、女性は子育ての本能があるので人に優しいのだが、お金の事になると冷徹になれる

グラビアの娘たちも、その話を遠巻きにチラッ と様子を覗き見て期待する。

 

チラ見する女

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん42巻」小学館

子供がお年玉を期待する顔つきみたいだが、生活感がにじみ出て必死だ

グラビアの仕事は、撮影だけで楽に大金がもらえそうだから選んだ。

しかし生活ができないと、一緒に居るだけで楽にお金がもらえる愛人を選んだ。

 

楽を求めるが売り物は人間の尊厳で、売るほどにスレていく。

スレた女は、お金をかすめ取るためにどんな浅ましい事もできる

だが楽そうに見えて、売った分だけしっかりと身は削られていく

スレて削れた分だけ、寄ってくる男の質も下がっていく。

 

スレた女の成れの果て、シンママのテルミにくっついている彼氏。

テルミは情婦のように扱われて、美人局のダシに使われる。

テルミの彼氏の雅

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん21巻」小学館

「俺の女に手ェ出してタダで済むと思ってる!?」

スレた女はこんなウダツの上がらない男に、もの扱いされてしまう

 

女性の社会進出がしんどい理由
『女性の社会進出』 と言われるが、昔から家に閉じこもっていただけではないので、正確には 『会社への進出』 の方が正しい。 会社で働く女性がしんどい理由とは? ...

 

金に目の色を変える女たち

フーゾクくん編より(4~6巻)

 

杏奈のとりまきの女

太っていながらナンバー1の風俗嬢の瑞樹と同じ店の女たち。

集まって、先月もNo.1になった瑞樹の悪口を言っている

杏奈の取り巻きの女たち

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館

「あのブタ(瑞樹のこと)マジかよ!?」

「ウチらの中では杏奈がNo.1の看板と思ってるからね!」

 

杏奈にへつらう、顔も中身も微妙な女たち。

瑞樹の事をボロくそ言っているのに、杏奈が

杏奈

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館

「私 知ってるよ。

何で瑞樹がNo.1になれるか。」

と言うと、今までガヤガヤと瑞樹の文句を言っていたのがピタリと止まる。

 

ピクッとする女たち

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館

がめつい女は金のにおいがすると、覗き見をするエロいおじさんのような目つきになる

蔑んでいる瑞樹の秘密を聞きながら、客の悪口も言う。

 

誰にも感謝などしていないズベ公(身も心も柄の悪い女)たち。

色々と教えてもらった杏奈に対しても、別れた後ですぐに悪口を言う。

セカセカ歩きながら

セカセカ歩く女

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館

「杏奈のヤツ、なんかエラソーだよね!」

「つーか、あいつの時代はもー終わってる、つーの!」

 

セカセカ歩きにイライラ感が出ている。

歌舞伎町の周辺には、イライラした者をよく見かける。

この女たちは歌舞伎町の世界でも、下層に位置する。

 

デブの瑞樹よりも接客術は劣り、美人の杏奈のような武器もない。

杏奈の悪口を言って、みじめさを紛らわしている。

低俗な女たちは、人の悪口しか会話に出てこない

 

嫌っているのに、会っている時は杏奈を尊敬する友達のように振舞う。

女同士の付き合いは、男よりも高度で陰湿だ。

この女たちは客の事をキモいと言うが、金に目の色を変える姿は、出会いカフェの気持ち悪いおじさんたちにそっくりだ。

 

出会いカフェのおじさんたち

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館

おじさんが若い女をじっくり見るように、女は金をねっとりと見る。

男の性欲と、女の金銭欲は似ている。