男も女も、お金に欲望を抱くのは変わらない。
しかし、その満たし方には差がある。
男は粗暴で女は狡猾。
お金に関しても男は奪い取り、女はかすめ取る。
男は法を犯すが、女は利口に法の範囲内で手に入れる。
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迷惑料でお金を要求する女
ウシジマくん編より(39~46巻)
太目で、雇われ店長の情婦のような事をしている女。
女を売り物にしているが、そんな生活では先が見えないので、お金に安定を求めている。
太目の女は菩薩のようで、優しいと思ってしまいがち。
![女の怖い顔](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/41-111-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん41巻」小学館
だが金のために動く時、女は怖い顔をする。
粗暴な男が見せる感情的な顔よりも、能面みたいな女の顔の方が闇が深くて怖い。
女は器用に顔を使い分ける。
![迷惑料をせびる女](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/41-121-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん41巻」小学館
「獅子谷くんに懸賞金500万円に
迷惑料上乗せしとくよーに伝えてね!」
さらっと迷惑料の上乗せを要求する。
迷惑料とは、別に法律用語ではない。
誠意を示すためのお金の事だ。
この便利な『迷惑料』は最近よく使われている。
『迷惑』という日本人の良心に揺さぶりをかける言葉は、チンピラが好んで使う。
この女も、迷惑料なんて言葉が使われる場に居て覚えたのだろう。
タクシー代でお金をもらう女
モデル崩れみたいな紗理奈という女が、パーティーでタクシー代をもらう。
![タクシー代をもらう女](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/42-65-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん42巻」小学館
実際にタクシーは乗らないのだが、口実がないとコジキに見えるからタクシー代と称している。
この辺りは迷惑料と同じく、言葉でごまかしているに過ぎない。
紗理奈と同じ事務所のグラビアアイドルが、給料だけでは生活できないそうだ。
彼女が間に入って、愛人契約してくれる社長を探す。
困っている女の娘を助けてあげるかと思いきや、中抜きして自分の利益にするために動いているだけだ。
![中抜きする女](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/42-67-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん42巻」小学館
本来、女性は子育ての本能があるので人に優しいのだが、お金の事になると冷徹になれる。
グラビアの娘たちも、その話を遠巻きにチラッ と様子を覗き見て期待する。
![チラ見する女](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/42-67-2-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん42巻」小学館
子供がお年玉を期待する顔つきみたいだが、生活感がにじみ出て必死だ。
グラビアの仕事は、撮影だけで楽に大金がもらえそうだから選んだ。
しかし生活ができないと、一緒に居るだけで楽にお金がもらえる愛人を選んだ。
楽を求めるが売り物は人間の尊厳で、売るほどにスレていく。
スレた女は、お金をかすめ取るためにどんな浅ましい事もできる。
だが楽そうに見えて、売った分だけしっかりと身は削られていく。
スレて削れた分だけ、寄ってくる男の質も下がっていく。
スレた女の成れの果て、シンママのテルミにくっついている彼氏。
テルミは情婦のように扱われて、美人局のダシに使われる。
![テルミの彼氏の雅](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/21-41-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん21巻」小学館
「俺の女に手ェ出してタダで済むと思ってる!?」
スレた女はこんなウダツの上がらない男に、もの扱いされてしまう。
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2020/01/10-98-160x90.png)
金に目の色を変える女たち
フーゾクくん編より(4~6巻)
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杏奈のとりまきの女
太っていながらナンバー1の風俗嬢の瑞樹と同じ店の女たち。
集まって、先月もNo.1になった瑞樹の悪口を言っている。
![杏奈の取り巻きの女たち](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/5-139-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
「あのブタ(瑞樹のこと)マジかよ!?」
「ウチらの中では杏奈がNo.1の看板と思ってるからね!」
杏奈にへつらう、顔も中身も微妙な女たち。
瑞樹の事をボロくそ言っているのに、杏奈が
![杏奈](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/5-140-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
「私 知ってるよ。
何で瑞樹がNo.1になれるか。」
と言うと、今までガヤガヤと瑞樹の文句を言っていたのがピタリと止まる。
![ピクッとする女たち](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/5-143-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
がめつい女は金のにおいがすると、覗き見をするエロいおじさんのような目つきになる。
蔑んでいる瑞樹の秘密を聞きながら、客の悪口も言う。
誰にも感謝などしていないズベ公(身も心も柄の悪い女)たち。
色々と教えてもらった杏奈に対しても、別れた後ですぐに悪口を言う。
セカセカ歩きながら
![セカセカ歩く女](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/5-163-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
「杏奈のヤツ、なんかエラソーだよね!」
「つーか、あいつの時代はもー終わってる、つーの!」
セカセカ歩きにイライラ感が出ている。
歌舞伎町の周辺には、イライラした者をよく見かける。
この女たちは歌舞伎町の世界でも、下層に位置する。
デブの瑞樹よりも接客術は劣り、美人の杏奈のような武器もない。
杏奈の悪口を言って、みじめさを紛らわしている。
低俗な女たちは、人の悪口しか会話に出てこない。
嫌っているのに、会っている時は杏奈を尊敬する友達のように振舞う。
女同士の付き合いは、男よりも高度で陰湿だ。
この女たちは客の事をキモいと言うが、金に目の色を変える姿は、出会いカフェの気持ち悪いおじさんたちにそっくりだ。
![出会いカフェのおじさんたち](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/02/5-31-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
おじさんが若い女をじっくり見るように、女は金をねっとりと見る。
男の性欲と、女の金銭欲は似ている。