歯が汚い女テルミ

テルミの顔 若い女
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

トレンディーくん編より(20~21巻)

 

汚いアパートに子供3人と住んでいるシングルマザー。

父親の代わりに、柄の悪い彼氏がいる。

歯の汚さが物語る家庭環境

 

親が子供を育てる過程で、食後のハミガキは初めの方に教育する。

その歯が汚いという事は、放置されて育ったことを物語る

 

歯がやべぇ

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

テルミの歯はギザギザとした上に、色も汚い。

まるで悪鬼のようだ。

 

歯だけでなく、性格も悪鬼に近い。

テルミが育った家では、歯など抜けても永遠に生え変わるサメの歯と同じくらいの感覚で、肉さえ噛み千切れればそれでいいのだ。

 

大切に育てられずに親になったテルミは、わが子にも同じように接する。

 

野良犬みたいに生きる人たちは、食事とエサの区別がつかない。

子供たちを「お前ら」と呼び、夕飯にポテチの袋を与える。

 

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

子供の事を「お前ら」呼ばわりするのは、母親の精神年齢が子に近いことをあらわしている。

こういう母子は、まるで9歳児が6歳児を育てているかのような家庭を築く。

 

汚い言葉遣いの愛沢の嫁
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お決まりの民度が低い彼氏

 

テルミはウシジマくんの借金を踏み倒すため、小悪党か何かをしている彼氏の雅を呼ぶ。

雅はウシジマくんに

彼氏を呼ぶシンママ

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

「お前ケツモチどこだ!?」

 

と、自分がどこかに属しているかのように言う。

こういうのはヤクザ組織の下積みにも耐えられず、街でウロつく半端者になっている。

 

トラブルを起こす人の心理
ホストくん編より(21~22巻) 人間社会で、なぜか自分からトラブルを引き起こさないと気が済まない人がいる。 彼らはトラブルを起こして他人からの反応がなければ、空っぽな自分の存在を認識できないのだ。 人間の...

 

こういう手合いは「揉めたるぞぉ」という、あいまいな匂わせ言葉も好きだ。

なんとなく面倒くさい事になりそうな雰囲気だけど、具体的に何かはよくわからない半端な言葉。

 

こういう言葉のハッタリで、自分のペースに持ち込もうとする。

だが、そこはウシジマくん。

 

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

「テメェこそ誰だよ?懇親会で見た事ねェーぞ!?」

 

とハッタリで返す。

テルミも雅も、他力本願で実力がないから、逆にハッタリ一つで自信を無くす

 

青ざめるテルミ

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

「えっ!? あ!? なンだと!?」

 

勝手にヤクザの懇親会か何かだと思って、テルミもビビッて真っ青になる。

 

テルミ「雅ちゃん 変なコト頼んでゴメンね~~」

「テルミがいいっつーならいいけどよォ・・・」

 

スゴスゴとウシジマくんから退散する。

歯が汚い女は、ロクな男と付き合わない。

 

中途半端な悪気取りの男。

こういう自身のない男は、自分より弱い一般人相手にだけキバをむく。

 

正確に言うと一般人が弱いというより、常識のカセがあるので小悪党と同じ事が出来ないだけだ。

長い目で見れば一般人の方が社会的には強者だ。

 

自分が弱いから自尊心を失う事が多く、その分を一般人にぶつけてバランスを保とうとする。

こんな男を彼氏に選ぶテルミ。

 

こんな選択しかできないから、テルミも子供も幸せになる未来はない

人に感謝しない

 

テルミは、ルミナという名前で自宅で客を取っている。

 

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

こういう女の家は、いつも空き巣に入られたかのように荒れている。

幼稚園前に覚える『歯を磨く』さえ教わっていないから、整理整頓も躾けられていない。

 

子供の食事がポテチなのに同情した鈴木斗馬が、ピザをとってやる。

果たして、テルミはこの優しさに感謝するだろうか?

 

地べたでピザを食べる

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

とったピザを皆で地べたでむさぼり食う。

この辺りも汚い歯と同じく、食卓の教育がないゆえだ。

 

客にお茶の一杯も出すべきところが、獣のようにむさぼり食う。

これは民度が低いというより、生き物が違う。

 

常識がないことで現代社会に否定され続けた結果、

テルミの腕にはリストカットの跡が沢山ついている。

 

リスカ

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

もうすでに、精神は壊れてしまっているのだ。

ピザをとってくれた鈴木斗馬に対して、雅と一緒に美人局をする。

 

汚い歯で笑うテルミ

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん21巻」小学館

 

土下座する斗馬を見下ろしながら、心底楽しそうに

 

「ヒヒヒ・・・」

 

と笑う。

小鬼のような顔に汚い歯がピッタリだ。

 

テルミのように悪意の中で育った女は、他人に恩は感じない。

ただただ、自分に向けられた悪意の報復を社会にするのだ。

 

他人の不幸が心底楽しい。

他人を自分の位置まで引きずり下ろすことで、自分が普通だと感じられる

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