フーゾクくん編より(4~6巻)
美人なので売れていたが、スレていて売り上げが下がってきて焦っている。
普通の女子大生が、夜の仕事をはじめたキッカケ。
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杏奈はいつでも不機嫌
![入店する杏奈](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/5kan109-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
風俗歴も長くなってきて、スレてしまいズベ公感が増した杏奈。
後輩や男性店員に態度が悪い女は、接客態度も悪い。
顔がいいだけでは、不快な接客態度をカバーできず、人気は落ちている。
![風俗客の座談会](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/5-130-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
サラリーマンたちの風俗座談会で、プレイがタンパクという評価を受けている杏奈。
仲間で連れション感覚で風俗へ行き、草野球帰りのように居酒屋に集合して内容を話し合う。
杏奈はこういう男たちに、自分の尊厳を切り売りしている。
大事なものを売ってもけなされ、人生も変わらないので、ますます不機嫌になっている。
杏奈が風俗をやりはじめた理由
![杏奈と客](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/5kan127-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
美人の杏奈が風俗に足を踏み入れた理由とは。
よくある、ホストに入れあげて風俗に落とされたというわけではない。
杏奈は学生時代に割のいいバイトを求めてキャバ嬢をやった。
居酒屋を選ぶコとキャバ嬢を選ぶコは、大きく異なる。
居酒屋の10倍の料金には、女の値段も含まれている。
やがて女を売り物にする世界の毒気にあてられ、人間性が変質してしまう。
キャバで夜の世界の価値観に染まり、女を売りにするのが普通になった。
その結果、更に割のいい風俗を選んだ。
ただ、それだけの事だった。
大学を卒業する際に、就職先が無くてそのまま風俗を続けている。
厳密にいえば、就職先が無いわけではない。
契約社員としてでも就職し、スキルアップを目指していけばいいのだ。
![月収200万円](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/5kan168-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
だが杏奈は風俗で月に200万円を稼いでいたので、バカバカしくて就職しなかった。
その結果が、何のスキルも貯金もない、空っぽなマネキン状態の今だ。
居酒屋のバイトを選んだ女の子は、接客態度から経済観念まで、コツコツと身につけていった。
ウサギと亀のウサギのように生き急いでも、良い結果は生まれない。
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2020/05/29-160x90.png)
若い女の散らかった部屋
玄関には靴やブーツが散乱。
玄関のブーツがグシャとしていると、大体部屋もゴチャゴチャしている。
![散らかった部屋](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/5kan177-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん5巻」小学館
若い女性の部屋に多い、メタルとガラスのテーブル。
とりあえず手ごろだから買ってしまうが、いまいち質感もよくないので荷物置き場になりがち。
特に若い女性は化粧品も多いので、カオスな状態になる。
一年に数回だけきれいになる机の上。
この部屋で杏奈は、将来について不安に思うようになる。
二十歳くらいから風俗を始めて、23歳で行き詰ってくる。
若くて何も考えずに勢いできたツケが回ってきた。
後輩と比較されて、半泣きになる杏奈
客に、風俗に入って間がない後輩のモコと比較されて、半泣きになる杏奈。
友達も将来も頼りになる男もおらず、風俗の仕事だけが自分の価値だった。
それすらもうまくいかなくなり、目の前が真っ暗になる。
ブスだが売り上げナンバーワンの瑞樹に頭を下げて、深夜のファミレスで教えを乞う杏奈。
![瑞樹を買う杏奈](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/6-51-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん6巻」小学館
瑞樹に色々と言われて、杏奈は
「わかってる!」
と言うが、努力の習慣のない杏奈はわかっていない。
そこで勧められたのが瑞樹もやっている貯金だ。
男に買われる毎日を目的もなく過ごしていくと、気がふれる。
仕事の結果が数字に反映される貯金で、正気を保つ事が出来る。
信用できない人ばかりの歌舞伎町の中で、お金を守る事ができるだろうか?
ヒモの芳則とヨリを戻す
水商売系を転々として、今は闇金でこき使われている芳則(よしのり)とヨリを戻す杏奈。
流されやすい杏奈が選んだ基準は顔。
![デレる杏奈](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/6kan72-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん6巻」小学館
芳則は顔以外はどうしようもない。
杏奈にいろいろなウソをついては、杏奈が稼いだ金をせびる。
![お金をせびる芳則](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/6kan88-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん6巻」小学館
そのお金で他の女と遊ぶし、仕事も借金が返せなくなった闇金で働かされているだけ。
当然、貯金もない。
外見だけがよくて中身が無いのは杏奈と同じで、似た者同士がくっついている。
金の要求が上がってきて、杏奈も少し困惑をする。
そうすると芳則みたいな男がする努力は一つ。
精力剤を飲んで、何度も満足させるという刹那的(その場しのぎ)な行動。
![満足して寝る杏奈](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/6-92-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん6巻」小学館
満足してグーグー寝る杏奈に対して、一仕事終えて真顔でタバコを吸う芳則。
こういう、自分の身を立てられないクズとくっついたままだと、男が背負った災難も降りかかってくる。
芳則が働いている闇金の上司が勝手にケータイを見て、杏奈の品定めをする。
![闇金の上司](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/6-62-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん6巻」小学館
「芳則の女が風俗嬢でこんだけイイタマなら、
いくらでも金をひっぱれるだろ?」
彼ら歌舞伎町の住人にとって、女は人生のないマネキンに過ぎない。
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2020/08/22-160x90.png)