水商売のホステスたちは『偏見の目で見られる』と訴える。
だがうっすらとウソをついて、男の感情をお金に換えているのは事実だ。
仕事選びには人となりが反映するが、果たしてキャバ嬢になる女は、どれほどの悪なのだろうか?
※冒頭で不快感を感じた方は読み進めない事をオススメします。あくまで個人の所感です。
キャバ嬢のどこが悪なのか?
中年サラリーマンの加茂に鼻をくっつけ、
「お願い!
今月の売り上げ協力してよォ―――! ねっ!」
と言って、ワインをねだるキャバ嬢。
まずキャバ嬢に直接的な被害を受けているのは、自分に回ってくるはずの資本を奪われる奥さんたちだ。
昔、夫をつまみ食いされた奥さんたちがホステスの事を
「どろぼう猫!」
と言って罵ったのは、当時の猫は行儀が悪く、人の家に入って勝手に食べ物を盗み食いする事があったからだ。
最近の猫は行儀がよくなり盗み食いをしなくなったので、つまみ食いをしているのはホステスだけだ。
キャバ嬢は男に人気?
ドレスを着て男にチヤホヤされるホステスは、お姫様のようで男に人気があるように見える。
それに加えて人気キャバ嬢の高収入アピールにより、女の子のなりたい職業にランクインしてしまった事もある。
こういう誤解を防ぐため、女子には授業で
『男はヤレそうなら、豚の死骸みたいな女にでも行く』
という事実を教えたほうがいい。
男はヤレそうな女に群がったとしても、結婚したいとは思わない。
子供が出来たという電話を、女からもらったヤンキー男。
「え? 結婚はしねェーよ!
お前、ヤリマンだから結婚は嫌だし。」
ヤンキーは頭のネジが足りなくてオブラートがないから、妊娠した女にも正直だ。
テーブルをホイホイ回るキャバ嬢は尻軽に見えるが、抱ける確率は秘匿されていて、それが男たちの射幸心を煽っている。
男は本能で自分の遺伝子が途絶える可能性のある、托卵(我が子が実は妻の不倫相手の子)を恐れる。
一方、女は種がどれでも、お腹の子は自分の遺伝子を引き継いでいるから安心できる。
この違いにより、男たちは女の浮気ばかりに厳しい姦通罪を作った。
今も世界に残る姦通罪では、一夫多妻制であっても女の方が厳しく罰せられる。
キャバ嬢はなぜ、犯罪者のように扱われるのか?
キャバ嬢の主な犯罪は、ジジィ殺しだ。
「私さ、加茂さん(ジジィ)みたいな
うんと年上が居心地いいのよ。
話 ちゃんと聞いてくれるし安心するのよ。」
こんな事を平気で言う。
耳元で囁かれたジジィは、『こいつ、落ちるぞ!』と夢中になる。
当然キャバ嬢の本心は違っていて、若い女にとってジジィは道端の犬のフンと一緒だから、間違っても居心地がいいなんで思わない。
若い女は父親と近親相関しないよう、ジジィのあらゆる物質を嫌うようになっている。
キャバ嬢は、ジジィがエレベーターを降りた後の残り香さえ憎んでいる。
もう人生で女に相手にされないと思っていたジジィは、キャバ嬢の甘い囁きで色めき立つが、請求を見て頭を金づちで割られるような衝撃を受ける。
鈍器で頭部を強打されて、ハートが死ぬ。
このように毎晩、少しずつジジィ殺しているから死体があがらないだけで、キャバ嬢は引退するまでに大量のジジィを殺害している。
水商売と子育て
スナックの前に、子供用のシートがついたママチャリが置かれている姿は切ない。
水商売の母親に育てられた子は、ホステスに対する非難を自分の母親が攻撃されたかのように憤る。
だが、母親と稼業を一緒に考える必要はない。
これは夫の例だが、毎朝出勤して決まった日に給料を渡してくれる真面目な夫が、実は空き巣という事があった。
稼業と切り離して考えれば、ホステスでも子供にとって『いい母親』という構図は成り立つ。
キャバ嬢は経済を生み出している?
キャバ嬢が稼業の正当性を訴える時、『自分たちは経済を生み出している』と言う。
だが安酒を席代込みで高値で売る事は、水道局を装い
「水質検査に来ました」
と言って、法外な値段で浄水器を売る訪問販売と同じだ。
町工場がネジを売るのと違い、キャバは現物の付加価値を生まない。
高そうに見える盛り付けなど、虚ろな小細工ばかり上達する。
稼いだ金の使い道に関しても、企業なら設備投資によって関連業種が潤い、更なる発展につながる。
だがキャバ嬢の投資は、エステ・ネイルといった手軽な自分磨きだ。
この小手先の自分磨きは、卵子が多い10代の女に近づこうとする努力だ。
劣化を一時的に遅らせるだけの、虚しい悪あがきに過ぎない。
エレベーターの残り香を嗅いだだけで男が恋に落ちる甘い体臭も、10代後半が分泌のピークだからキャバ嬢は香水で補っている。
世間体があるので男は絶対にクチを割らないが、キャバ嬢が大人の色気だ何だと言っても、動物のオスはすっぴんの10代を選ぶ。⇒ 『人を見抜く方法』第五章 男女の人間学
このようにキャバ嬢の美への投資は積立投信と違って、無価値になってしまうものへの無駄な投資だ。
積み上げがないからキャバ嬢が歳を取ると、ケバいおばさんの姿しか残らない。
売り上げの足し算しかしてこなかったから、化粧も重ね塗りしかできない。
キャバ嬢は賢いのか?
キャバ嬢は、頭の回転が速いなどと言われる事がある。
だが彼女たちの反応が速いのは、定型のやり取りばかりで、頭の中の選択肢がすごく少ないからだ。
彼女たちの発言をよく聞くと、『こんばんは・お願いしまぁーす・すごーい』
しか言っていない。
だからキャバができなくなると仕事の選択肢が浮ばず、
「昼職の経験ないし・・・」
と言って、よりディープな夜職に堕ちていく。
キャバに限らず、短期的な高収入に釣られる者はあまり賢くない。
幼児を使った実験で目先の利益に負ける子は、成長後の大学適性試験の点も低く、生涯年収にも影響していた。
若い時間を無為に過ごした元キャバ嬢は、タコ部屋で男たちに体を売り、行為後のピロートークで自分語りをする。
「若い頃は銀座で働いてたのよ。
社長の愛人とかしてさぁー。
結構人気のホステスだったンだぁ……」
男はそれには答えず
「髪ゴワゴワだな。」
最低辺の女にコビを売る必要がないから、射精後の男は虚しく金を浪費したイラだちをぶつける。
銀座でホステスをしていたというステータスは、何の価値も持たない。
ちなみに女の髪が重視されるのは、子供を産むのに母体の栄養状態が重要だからだ。
栄養が足りない場合、真っ先に髪への養分が削られるので、髪を見れば女の状態がわかる。
ずる賢いホステス
ホステスは人生設計が苦手だが、短期的な利益を得ようとする時、頭がよく回る。
安い店は、客もそれなりの男が多い。
もし貧乏くさい男から高額なプレゼントをもらってしまうと、必ず見返りを求められる。
だからホステスはトンチをきかせて、ケータイ(スマホ)を買わせる。
「またね!
買ってくれたケータイにメールして!!」
おじさんはプレゼントをしたのではなく、ホステスのプライベートにアクセスする権利を買ったのだ。
月の土地の権利書みたいなもので、ホステスは元手なしでナンボでも売りつけることが出来る。
ホステス仲間と客の悪口をいいつつ
「でもまーーー
7万円のケータイ買わせたし。
7万円分優しくしてやるわよ。」
同じ事を他の客にもやって、彼女は31万円ほど儲けた。
こんな風に長期的な信用を切り売りして、目先の金に換えてしまう。
歳をとったホステスが誰にも相手にされないのは、美貌だけでなく信用も失っているからだ。
ホステスは頭が悪いのか?
ホステスは意外と、貧乏くさい者が多い。
「(むん?) ストッキング デンセンしてますね。」
彼女は独身だが、仕事を3つ掛け持ちしている。
「看護師の仕事。ファミレスのウェイトレス。
そんでこの店。」
「なんでそんなに働くンだい?」
「空いた時間もったいないから
働けるうちに働いてるのよ。
貯金とかしないと不安じゃない?」
働き者に見えるが、全く関係性のない仕事のかけもちは時間の切り売りに過ぎない。
やってる仕事は、気持ち悪いおじさんに手をスリスリされるのを我慢して、お酒をねだるだけ。
キャリアアップの概念がないから、どの仕事でも時間給以上は稼げない。
客の方がもっとバカだから成り立つ
おじさんたちは
「俺はバカじゃない。
あの娘(ホステス)と本当の所で
結ばれるとは思ってない。」
などと、聞き分けがいいような事を言う。
だが宝くじを買う人で、
『どうせ当たらないと思うけど』
と言っている人ほどお金を欲しているのと同じで、ギンギンに欲望が強い。
欲望が強すぎるので、期待を裏切られても傷つかないよう、自虐的な言葉で予防線を張っているのだ。
だから少しでも女が手に入りそうになったら、急に眼の色を変えてのめり込む。
そうなるとなけなしの金でも、ジャンジャン店につぎ込む。
このようにホステスは自分たちよりバカな客の心を操り、金に換えている。
おじさんたちはどうしてバカになるのか?
男女共に、好きな人の前ではうまく喋れないという現象があるが、男性の方が異性に積極的なので顕著だ。
実はこの時に男の脳はIQが著しく低下していて、ものすごくバカになっているのだ。
キャバ嬢が
「男なんてバカばっかり」
と言うのは、あながち間違いではない。
IQの下がったおじさんは、キャバ嬢にめちゃくちゃキモい写真を送ってくる。
『ミサト♥
今日も店に会いに行くよん♥』
この『行くよん』という死んだPOPな語尾で、おじさんは若い女にすがりついてくる。
言葉のウォーキングデッドだ。
おばさんのミニスカをバカにする割に、おじさんは言葉の若作りを臆面もなくやる。
おじさんに水商売が必要な理由
男は女を得るために競争を続けているわけで、特に枯れそうな男は最後に種を残す本能が強くなる。
仕事の経験を重ねた上、若い女の報酬がかかるとおじさんはよく働くものだ。
いわゆる、脂が乗った状態というやつだ。
昭和の政治家や企業人が、中年からもうひと働きできたのは、そういう理由だ。
おじさんというのは
『ヤレるかも知れない』
という期待感の部分に、脳が中毒症状を起こしているから通い詰める。
パブロフの犬がベルを聞くとヨダレを流すように、脳は実物より期待感に最も反応する。
だから優秀なホステスほど、ヤラせずに引き延ばす術に長けている。
期待はするがおじさんは若くないので、射精まですると具合が悪くなるから、風俗より水商売を好む。
女性の社会進出当初、おじさんたちは職場でも若い女を選べると思って、手を出して猛烈な抵抗にあった。
女たちはおじさんが自由に女を選べる時代を終わらせ、不倫を社会悪とした。
キャバ嬢相手の不倫さえ会社の責任問題となり、おじさんたちの黄金期は終わって萎れていった。
おじさんが衰退すると同時に、キャバ嬢の存在感もまた、薄れていった。
キャバ嬢の目はなぜ大きいのか?
動物の目は興味があるものを見た時、瞳孔がひらく。
瞳孔というのは眼球の中の黒い部分で、好きな人を見た時に輝いて見えたりするのは、瞳孔が開いて光を取り込む量が増えるからだ。
見られた側は
「好意を抱かれた!」
と舞い上がって、返報性の法則(好かれたら好意を返す)で好きという感情が生まれる。
キャバ嬢らはこの法則を使って客を取り込んで、『好き』という感情を金に換えている。
カラコンで黒目の部分が大きくなっているのは、瞳孔が開いているように見せるためだ。
だが薄暗い店内では瞳孔の大きさが伝わりにくいため、キャバ嬢は目を整形でイジってどんどんギョロ目にしてしまう。
加齢と共に目の周囲の皮膚はついてこれなくなり、だんだんと異様な顔になっていく。
キャバ嬢は、神が人間を交配させるために作った恋愛感情を悪用した罰で、トカゲに姿を変えられてしまう。
キャバ嬢の成功とは
ブスなキャバ嬢はいじられ要員として、客に容姿を侮辱される。
かと言って美人で売れたキャバ嬢も幸福とは言えない。
目立ってしまい、怖いパトロンに見つかって雇われママをさせられる。
物件をパトロンと工事業者と共に見る、雇われママ。
一時、いい目をみる。
「この店 絶対に成功させるね!
コージくん!(半グレのパトロン)」
「あんま気張るな。
7割の力でやれ、お前なら大丈夫だ。」
こんな風に大事にしてもらえているように見えて、雇われママとしての旬が過ぎたら、姥捨て山に捨てられてしまう。
だから長いスパンで考えると、積み重ねのある昼職の方が生活力があがる。
キャバ嬢は売れなければドロを被り、売れたら目を付けられて抱え込まれる。
このようにキャバ嬢は存在を脅かされているから、自分たちより臆病なチワワやトイカッププードルを飼う。
常にプルプルと震えた小型犬にしか、心を開けないのだ。
キャバ嬢は主役ではない
男尊女卑の社会で、主役になれると勘違いしてキャバ嬢になる女がいる。
だがキャバクラは、一般企業よりも男の支配体制が残る業種だ。
キャバ嬢がランキング表を見て
「あと少しでポイントランキング1位だわ。
そしたら時給が5千円にあがる。」
この順位付けと競争を煽る仕組みは、男の考えだ。
キャバクラの主役が女でないのは、男の店員と違って10年と在籍できないことからもわかる。
バックヤードの鏡を見で自分を見るキャバ嬢。
(ひどい顔。 完全に二日酔いだわ……)
こうして女をすり減らして、キャバクラで若さを摩耗していく。
夢を言い訳にキャバ嬢をやる
かつて、女に教育など必要ないという親が居た時代があった。
だから離婚や死別で夫を失うと、学歴不問で男並みの給料をもらえる仕事に就く必要があった。
そういう緊急避難先として、水商売が機能していた。
だが最近は、夢を言い訳にキャバ嬢になる若い女が増えた。
「お金貯めてさ、ネイルの学校通ってね、
ネイルサロンのお店出せたらいいな。」
彼女はネイルの学校に通って、ネイルサロンの店を出すのが夢なのだ。
ネイルの下積みに繋がるバイトをして、実績を積み上げる道もあるのに、短絡的にキャバを選んでしまう。
キャバ嬢の周りに、的確な道を示せる者がいなかった事が伺える。
そうして始めたキャバ経験は、人生で後を引く。
人間性というのは、若い時ほど接触した人間の影響を受けて変化をするものなので、不快なおじさんは彼女の一部になっていく。
彼女が作るネイルの店も、『おじさんたちのお金=爪のアカ』でできているから、深層心理では嫌悪の対象だ。
キャバ嬢の成功はスナックのママになること
キャバ嬢の玉の輿は成功したように見えて、家でも理想のホステスを求められ、ストレスフルな生活になる。
だからキャバ嬢の成功は、郊外にスナックを開く事だ。
スナックは客のグレードもぐんと下がって、歯の本数が少ないような安っぽい男しか来ない。
こういう店ではつきだしで、賞味期限が不安になるくらい味が染みた煮物を出してくる。
こんな店でも性欲の臭いがほのかに漂っているが、初老ゆえに体液なのかお漏らしなのかわからない。
そのためかスナックの扉を開けると、トイレの芳香剤みたいなにおいがする店が多い。
彼女たちの幸せは、自由な野良猫のように生きる事だ。
自分のスナックでアニマル柄のトレーナーを着て、酒を飲めれば全ての幸せが揃った人生。
そんな幸せな生き方のはずのスナックのママが、一人暮らしの家のフロ場で練炭自殺をした。
窓の目張りは適当で、『面倒くさい』というボヤきが聞こえるかのようだ。
息子のホストは同僚と話しながら、原因がわからないと言う。
「借金してたみたいだけど
母ちゃんの店、そこそこ客来てたし
借金で死ぬタマじゃねぇーよ。」
「なんでかは分かんねェー。
母ちゃんにしかわかんねェ……
母ちゃん大の阪神ファンでさ……
いく時 フロ場でスポーツ新聞読んでたらしいよ。」
フロ場には缶ビール・デカ瓶の酒に、昔の女性歌手のCDなどが置いてある。
これが、この母親の全てだ。
何か死ぬ動機があったわけではなく、もう大して生きる理由がなかったのだ。
あえて自殺の動機をあげるとしたら、『面倒くさい』ということだ。
うさぎは寂しいと死んでしまうが、おばさんは面倒くさいと死んでしまう。
キャバ嬢が受ける罰
元キャバ嬢が友達に、最近SNSをやっていないワケを言う。
「キャバ時代の客に私のアカウント見つかっちゃってさー、
書き込みしつっこいから疲れちゃって、
ロックしちゃったー。」
こういう経験をして、キャバ嬢は男の好意を気持ち悪く感じる呪いにかかり、あまり自分の事を好きではない男とくっつく。
当然うまくいかずに離婚をするから、キャバ嬢の離婚率は高い。
キャバ嬢がそんなに悪いのか?
そもそも男にどうやって酒を売ろうか考えることが、そんなに批難されるような事なのだろうか?
居酒屋の客が殆ど男だった時代、ビール片手に水着を着た巨乳美女のポスターが店に貼ってあったのは、性欲を刺激する事で購買意欲を刺激し、ビールの注文を増やすためのものだ。
ポスターの代わりに生身の女が販売促進をして、何が悪いと言うのか?
野球場のビールの売り子が良くて、キャバ嬢が悪とされるいわれはない。
外見もまた才能であり、キャバ嬢はそれを生かしているだけだ。
同年代の男は何をしている?
女子大生キャバ嬢がおじさんのサイフに手を突っ込むような事をしてる頃、同年代の男は酒を飲ませて女にムリ撃ちをする。
しかもビデオで撮影して素人物として売って金にかえてしまう。
撮影後には女に無理やり笑顔を作らせ、和姦の証拠を撮る卑劣さ。
そんな男たちがいる中で、女だけが清廉潔白に生きる事はできない。
男女はどちらかの性が、一方的に劣化するという事はない。
金に関しても、男のホストは客の所持金だけでは飽き足らず、ツケという名の借金を背負わせる。
男は奪い取り、女はかすめ取る。
客の帰りの電車賃くらいは残してくれるキャバ嬢は、決して凶悪犯なんかではない。