フーゾクくん編より(4~6巻)
ATMで入金確認をして回る野村。
繁華街のATMでは、たまに変な服装で事務所のようにATMを占有して作業している人がいる。
野村もそんな末端の人間の一人。
似合わない恰好をする
ヒゲと金髪でファッションに自己主張があるように見えるが、合わないキャップで年齢不詳。
そのちぐはぐな格好に社会的地位の不安定さが出ている。
ダメな人は、TPOを考える能力が低い。
どこでも、似合わないヒップホップのような恰好で動き回る。
俺を貫き通すと本人は思っているかもしれないが、そのファッションは誰かの真似でしかない。
つまり、自己主張しているようで、実際は自分というものがない。
こういう流されやすい人が、末端でコキ使われやすい。
ダメな人はいつも余裕がない
店から出て
「どけ!ババァ!」
余裕がない人間は、他人に道を譲る事も出来ない。
他人の動きを頭に入れる事ができない人は、能力が低い。
他人の視点に立つことができないから、やる事が一面的で失敗が多い。
だから小悪党としてもパッとしない。
野村の問題解決能力も低いから、いつもノルマに追われている。
そんな風に追い詰められている人間は闇金の客にも舐めら、返済しない客に適当にあしらわれてしまう。
野村がよしのりと一緒に勤めているのは、闇金の中でもかなりランクが落ちる所だ。
野村自身が元々は多重債務者で、払えなくなったので働かされている。
多重債務抱えているなら、せめてヒゲ剃るところからはじめればいいのに。
それが出来ないから、人生がいつまで経ってもステップアップできない。
安易にヒゲで自己主張していないで、少しでも努力をすればいいのに。。。
ヒゲを生やすだけで貫録はでない。
貫録のある人間に許されたオプションがヒゲ。
順番が逆だが、野村のようにずっと底辺の人は全ての物事が逆である事が多い。
2択の問題でハズレばかり引き当てるかのような。
貧乏くじを引くというのは、大概は本人の選択眼が悪い事が原因。