ギャル汚の小川純(ジュン)

センター街のジュン 若い男
出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん4巻」小学館

ギャル汚くん編より

イベントサークル、バンプスの代表をしているギャル汚(ギャル男)こと小川純。

主に渋谷周辺で行動している。

 

ギャル男とは、かつて流行したファッション。

髪は長めで毛先は遊ばせている。

体型はやせ型で精神性はギャルに似ている。だからギャル男。

今だとホストっぽい外見と言うと、近いかも知れない。

 

小川純は日焼けサロンでバイトをしつつ、イベントサークルで人脈を広げてのし上がるという大望を抱いている。

が、日焼けサロンで遅刻とマシンを勝手に使っている事を注意されて、すぐに辞めてしまう。

 

バイトを辞める小川純

出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん4巻」小学館

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小川純がバンプスを率いているが実質はパシり

腕にタトゥーを入れて、ファッションもそれっぽく見せているが全体的にビニール感を感じさせる安っぽさ

イベントでは、イケメン5人組のバンプス頼りで人を集めている。

 

小川純はバンプスのメンバーからはお父さんと呼ばれているが、完全になめられている。

バンプスのメンバーが遅刻してきて、イラッとした小川純が

 

「おめーらおっせーよぉ!」

 

と言った事でバンプスが顔色を変えた。

すぐに「おっせーよぉ~(笑)」と冗談っぽく言い直す

 

冗談っぽく言い直すジュン

出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん4巻」小学館

こうしてへりくだる事で、何とかバンプスに相手をしてもらっている。

バンプス一人一人の描写もたまらない。

ミーティングのカラオケボックスでバンプスの一人が、いろいろな飲み物が置かれたトレーをみて

 

「代表それ取って」

 

と言う。

小川純がどれか迷うと間髪入れずに

メロンソーダでキレる

出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん4巻」小学館

「オレのメロンソーダ! はーやーく!!!」

 

とキレる。

この理不尽なまでのわがままさが、どういう育ちなのか伺わせる。

 

嫌な奴のはずの小川純がパシリにされていて、可哀そうになってくる。

小川純は鼻炎か何かなのか、鼻水をたらす描写がよくある。

 

鼻水を出すジュン

出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん4巻」小学館

家庭の所得水準が低い者は、どこかこういう所がある。

共働きで家の掃除がままならなかったのか、十分に手をかけてもらえなかったのか。

 

格好はバンプスメンバーに寄せていても、こういう所でバックボーンの違いが出ている。

身の丈以上の野心を持つ悲劇

資金力も違っていて、バンプスが親に銀のアクセサリーを買ってもらっている所、小川純は粗末なアクセサリーをしている。

それを春樹にバカにされても、小川純は道化になって返すのがやっと。

 

シラけられる

出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん4巻」小学館

こんな関係性なら断ち切ってしまった方がいいのだが、自分がのし上がるには彼らに頼るしかないと思っている。

 

ウシジマくんの登場人物には、身の程をわきまえない行動のツケを払わされる者が多い。

ジュンは他にも広告代理店の先輩などとも付き合うが、その者にも都合よく使われている。

 

小悪党のネッシー(根岸裕太)ともつるんで、美人局をやったりもしている。

どこかで悪知恵をつけたのか、闇金から法的に金を搾取しようとして、ウシジマくんに追いつめられる。

 

悲しいかな、そこでも小粒の小悪党だからやる事が中途半端。

ケツモチを依頼している八王子の石塚ミノルにも、イベントの売り上げ全てを巻き上げられそうになる。

ウシジマくんだけでなく、全てに追いつめられていく。

 

冒頭のアルバイトを簡単に辞める描写を見てもわかるように、小川純自身が自分を追い詰めているのだから、逃れようがない。

実力の伴わない野心は、自分自身に悲劇的な形で返ってくる。

 

小川純がお父さんと呼ばれる理由

お父さんと呼ぶバンプス

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん4巻」小学館

イベントサークルバンプスのメンバー達は、彼らより何歳か年上の小川純の事をお父さんと呼ぶ。

尊敬を込めて言っているのだろうか?

否。ニュアンスとしては『おっさん』に近い。

 

面倒くさい事は全てジュンに押し付けていて、仲間とは一線を画している。

お父さんという呼び名には、自分たちと同類ではないという意味も込められている。

 

お父さんという言葉は、表面的には敬っているように見える。

そういう言葉を使うあたりにバンプスの小賢しさがでている。