ギャル汚くん編より(4~5巻)
光に集まる蛾の如く、渋谷に吸い寄せられる若い女性たち。
渋谷はその名の通り、駅を中心にした谷になっている。
ちょっと前は雨が降れば、坂道が川のようになっていた街だ。
道はゴチャゴチャしていて、街全体がドンキの店内のようだ。
それが人生の先行きがわからない、B級の若者を引き付ける。
渋谷に集まるのはトー横キッズを少しだけ上位互換した、何の見所もない者たちだ。
彼女たちの異常な発言
「夕焼けうける」
「ってかマジうける」
雑多な渋谷の街は、昼から夜に趣を変える。
彼女たちにとって夕焼けは、生まれ変わりが始まる時間だ。
一般的な人生のルートから外れた人間にとって、劣等感を抱く日中の姿を覆い隠してくれる夕方は、なりたい自分になれるようでテンションが上がる。
興奮状態の彼らの異常な発言は続く。
ウシジマくんの世界観は、モブキャラもぬかりがない
「待ち時間ムカツク」
「ってか待ち時間マジムカツク!」
「雨、マジ殺す」
「ってかマジ、ぶっ殺す!」
雨を殺すという感性はどこからくるのだろうか?
動物だって雨空に向かって吠えたりしないから、彼らはさながら小鬼のようだ。
彼らは日中の社会的地位の低さを、夕方になって凶暴化してウサ晴らしをしている。
こうしてプラマイゼロにしているから、彼らは何も成長せずに歳だけをとっていく。
病的に性格が悪いおばさん、ギャル代(よ)
テレクラくん編(15巻)より
テレクラというのは、ネットが未発達の時代に電話で男女をつないでいたサービスだ。
新しい産業はいつも、性をベースに広がっていく。
テレクラは自由恋愛の場所だったはずが、質的にも値段的にも...
虚無なイベントに集まる若い女性
渋谷に集まっている人間がどんな顔をしているのか見ると、大抵こういう顔をしている。
顔がパンパンで頬がせり出していたり、脂分が多そうな不潔感の漂う顔をしている。
ここまで骨格が雑だと整形をしたとしても、笑うとヘビのような顔になるだろう。
髪を染めたりカラコンを入れても、ブスを悪目立ちさせるだけだ。
ブスの性格が悪い理由
出会いカフェくん編より(13巻)
女は寄ってくる男の中から条件の良い者を選ぶ選択権を持っている。
男は女に選んでもらうため、地位や金でアピールをする。
だがブスはこの枠組みの中に入れてもらえない。
男...
それでも渋谷のイベントに参加すれば、ヤリ目の男が少しは群がるのでモテたような気分になれる。
そんな虚無な生き方ができる渋谷は、キレイなスラム街だ。
渋谷はどうしようもない人が集まりやすい
ギャル汚くん編より(4~5巻)
何かあると、渋谷はすぐに騒乱が起こります。
ハロウィーンもW杯も、祭りと言うより暴動に近いです。
街が常に変化しているから、そこに居るだけで自分も変わったと思える街です。
だか...