自称超アイドルの女

人の話を遮る女 若い女
出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

トレンディーくん編より(20~21巻)

妻帯者の男がナンパした女性の友達。

 

高田馬場の居酒屋でバイトをしていて、そこで超アイドルなのだと言う。

他人が発言したらつまらないと切り捨て、自分が主役にならないと気が済まない。

 

若い女は『花』に例えられるが、花にもいろいろある。

世界一くさい花ラフレシアのように、周りの人の眉間にシワが寄る、自称超アイドルの女。

危険な地下アイドル脳

パーティー会場のクラブがいっぱいで、あぶれた同士で食べている所に合流してきた女。

体型はポッチャリで、髪を染めていてヒョウ柄のジャケットを着ている。

 

その服で飯をむさぼり食うさまは、赤鬼にしか見えない。

 

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

ういろうみたいなプルついた胴体を悪目立ちさせるファッション。

 

彼女は自分の外見が見えていないから、根拠のない自信がある。

彼女に群がる男たちも、

 

『このくらいの女ならイケるだろう』

 

という、ワケありの品を安く買う客の心理で、彼女を持ち上げる。

結果、地下アイドルとファンのような構図になって、彼女は人気者だと勘違いする。

 

ファミレスでピザを食べて

 

闇金ウシジマくん20巻136

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

「何コレー!!? うまいうまーい♡」

 

いちいちうるさい。

彼女のキーワードは、目立つ事だ。

 

だからどこでも騒がしい。

 

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目立とうとする理由

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

「私ィ~~~☆

ツイッターで衝撃映像いっぱい集めてアップしてるからフォローしてー

面白いよォー☆

バコン!!バコ――ンって車に轢かれて死ぬ女のやつとか、不良集団ぶっ飛ばすじじィとかァ――

すっごいすごーい。」

 

他人の事故や暴力など、悪趣味なツイートをしている。

彼女のアンテナに他人の快・不快の感情はない。

 

ただ無関心より、不快でも他人の目を自分に向けさせる事を目的にしている。

炎上商法は多くの反感を買うが、その中に一定数支持者が生まれるから成り立つ。

 

彼女も目立つ事で、自分に興味を持つ男を引き寄せる。

彼女に限らず、女性には美で注目を集めて、寄ってきた男を選ぶ性質がある。

 

男は財力や権力でアピールして、選んでもらおうとする。

だからデパートの服売り場は、婦人ものの方が広い。

 

彼女は美で目立つことが出来ないから、下品な目立ち方で他の女性と差別化している。

 

アイドルトレンドの変化

下品で目立つトレンドは、バブル期に生まれた。

それまでの女性像とは違って、目立つことで食事代や足代わりの男などを持つ女が出てきた。

 

彼女の恰好も、バブル期にディスコのお立ち台で踊っていた女に重なる。

だが、既にトレンドは転換している

 

A〇Bまではあけっぴろげで『ガハハ』笑いする者がいたが、清楚路線の乃〇坂にトレンドが移っている。

 

乃〇坂の写真集が女性にも売れるのは、条件の良い男を手に入れる、手本になるからだ。

女友達と差がついている

安っぽく下品に目立っても、安い男しか寄ってこない事を学んで、自称超アイドルの友達二人は方向転換している。

 

確実に超アイドルより、いい目を見ている。

だから超アイドルの女が

 

「何コレー!!? うまいうまーい♡」

 

と食べたピザを

 

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

「コレ マズっ!!」

 

と吐き捨てる。

差があるのに、どうして超アイドルの女とつるんでいるのか?

 

それは、見劣りする女を引き立て役に使うためだ。

異性の獲得に関して女性は、男のように分かりやすくしのぎを削ったりはしないが、競争の意識はある。

 

賃貸不動産屋が汚い部屋から案内して、本当に契約させたい部屋をよく見せるのと一緒で、超アイドルを使って自分をよく見せている。

 

だから結婚できたら、超アイドルとの友人関係はスパッと切る

 

超アイドルは神経が粗くできているから、女子同士の微妙なニュアンスを感じ取れないので、関係を切られてはじめて友達でなかった事を知る。

 

男の奢りなのに遠慮なく「マズい」と言うあたり、友達二人も元々は自称超アイドルと同じレベルだった事を伺わせる。

 

その証拠に、話をしている内に

 

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

パカッ…

っと、股が開くところに地が出ている。

 

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不快をまき散らす

悪目立ちが習性になり、ツイッターで悪趣味な動画やひねくれたツイートしかできない超アイドルは、何でも否定で返す。

 

男がちょっと喋ると、すぐに話の腰を折って

 

闇金ウシジマくん20巻136-2

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

「それ つまんないから~~~っ!! バッサリ~~!!」

 

と切る。

この『バッサリ~~』が、高田馬場の居酒屋のちっちゃなコミュニティーで受けたのかも知れないが、とにかく人の神経を逆なでする。

 

空気が悪くならないよう、男が果敢に話題を変えても

 

人の話を遮る女

出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

「キモ――イ!! はい次ー!! バッサリ――ン!!!」

 

地下アイドルに多いテロリストみたいな目つきで、話をバッサリ断ち切る。

余韻を残しつつ会話をつなぐ、交流ができない。

 

根拠なく相手を否定する事で、マウンティングの上位に立てる。

上位に立っているから

 

「はい次―!!」

 

と、MCのように場を支配している。

ただうるさく不快なだけだが、この会が終わったら彼女は自分の盛り上げる才能に酔いしれる。

 

人を罵っても『毒舌』という才能としか思っていない。

 

他人への感謝はない

彼女たちの特徴として、他人への感謝の念がない事があげられる。

人がいっぱいで入れなかったパーティー会場から、空いてきたという連絡が入ると

 

 

食べかけをポイッと放り出して、

 

真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館

 

『ごちそうさま』

 

も言わずに出ていく。

彼女たちに悪気はないが、情もない。

 

モンスターはいつも男が育てる

自称超アイドルの女が去った後、男たちが話している。

 

「メシの食い方が汚ェ女はブタ以下だ。」

 

つまり食卓での初歩の人間教育を受けていない、獣が成長したような女だ。

だがそんな女に群がり、肯定感を与えた男たちがいる。

 

中身などどうでもよく、柔らかくて抱けるものならなんでもいいという男はいる。

男の子は子供の頃からガチャガチャで出るスライムのような、揉みしだく以外に使い道のない物を買ったりする。

 

男は大きなチクワのように、柔らかくて穴の開いたものなら何でも抱くのではないだろうか?

目の前のものに抱きつくのは、カエルのオスとモテない男くらいである。

 

そんな欲望が作り上げた毒袋が、自称超アイドルの女だ。

 

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人格から将来を予測する方法

人を見抜く方法や、ダメな人を見抜く方法で使った、エゴグラムを当てはめてみます。

用語がわからない人は、そちらから見てください。

 

彼女のバイト先は、居酒屋です。

飲食・接客はFC(自由な子供性)が優位です。

 

他にFCの特徴として

・キャハハーという感情を声に
・バコーン!!という擬音での説明
・服の奇抜さ

が出ています。

 

それに対して義理堅さや共感・客観性などが見えないので、FC(自由な子供性)のみが優位とします。

FCのみ突出しているので、机に30分と座って居られず、職歴にもそれが現れているはずです。

 

行動力は優位ですが、それも35歳くらいで体力が落ち始めると衰え、他の気質が育っていないので全てが上手くいかなくなります。

 

若い内にお人好しと結婚できていたらいいですが、そういう計算高さもないので、中年以降は悲惨でしょう。

 

仕事は身体を動かすものが多く、例え事務の仕事をしても、ミスが多すぎて短期間で職を変えます

まるで脳内でスパークしているかの如く、興奮しやすくて、静的な作業は向きません。

 

稀に才能がある人が、芸術の分野で活躍できます。

そういう人でも、芸術以外の生活力は一切ありません。

 

ウシジマくんに出てくる行き詰った人には、FC(自由な子供性)突出型がよく見られます。

誇大妄想

彼女は自分の実力以上に、人を惹きつける魅力があると思っています。

何も成果を上げていないのに、自分は大人物だと誇大妄想を抱く人と同じです。

 

よく、就職が近づいた学生が活動家になるのも、社会に出た時の等身大の自分に耐えられないからです。

 

歳をとっても治まらず、選挙でも人生の選択肢を全部まちがったような人が

「苦しみを知っているから政治ができる」

 

と言って、どこかの党に担ぎ上げられる事があります。

 

しかし、むしろ誰かに助けてもらう側の人です。

自分の人生でさえ選択肢を間違える人が、他人に正解を示す能力はありません。

 

事実をつなぎあわせて正解を出す論理性がないので、失敗を活かさずにずっと間違い続けます。