生活保護くん編より(24~25巻)
情緒不安定の塊、希々空(ののあ)の実の姉で名前は不明。
シンママで二人の子供がいる。
ちゃんとした男を選ぶ基準がないので、付き合う彼氏はどんどん質の悪い者になっていく。
ヒョウ柄を切る二児の母
希々空のぶっ飛び加減の原因、育った環境を浮き彫りにする姉の存在。
希々空が24歳なので、その一つ二つ上くらいか。
子供が二人いる母親なのに、まったく落ち着かないファッション。
自分だけならまだしも、1歳くらいの子供にまでヒョウ柄を着せている。
このアクリル感・ド〇キ感がたまらなくドキドキする。
母親というより、小型犬を飼う感覚で子供と暮らしている。
子供にも興味は薄い
希々空のアパートに来て、
「一緒に夜メシ食お」
と言って、バサバサとだしたのがカップメン。
彼女にとってカップメンは、料理が作れない時の緊急用ではなく、常食している。
カップメンが自分が作った料理より美味しいのだと言う。
この姉妹に、料理をする母親の存在を感じない。
彼女はずっとこんな風にして育ったから、求める味がカップメン。
腹が膨れれば何だっていいと思っている。
希々空の部屋に、建て替えた借金の返済を求める左古が来ているが、姉はすぐにその存在を無視する。
この辺り、彼女が育った家庭では素性のわからない男が出入りしていたことが伺われる。
彼女の母親も、すぐに家に男を呼ぶような女だったのだろう。
彼女は他人への共感のなさは、自分の子供に対する興味の無さにも出ている。
子供のオムツが悪臭を放ちこんもりしていても
「今のオムツって吸収率超進化系だから。エコよ、エコ!」
CMをそのまま持ってくるような頭の弱さと、言い訳の饒舌さ。
エコって言う割に、思い切り使い捨て容器のカップメン買ってきていて矛盾している。
こういう人と30分も話をしていたら、頭が痛くなってきそうだ。
そして負の連鎖は続く
彼女は当然のように離婚している。
希々空の部屋に来たのは、子供が居ると今の彼氏の機嫌が悪くなるから預かってくれと。
子供を邪魔者扱い。
小型犬を飼い始めたが、飽きてしまったかのようだ。
希々空にとって甥にあたる子供だが、希々空も興味はない。
この価値観は、姉妹の育った家庭環境をそのまま表している。
家庭の模範的モデルケースがなく育ったため、子供に共感する感情が欠落している。
彼女のような人にとって、子供が出来るといのは病気をもらうのと同じような事だ。
こうして、負の連鎖は子供へと続いていく・・・