トレンディーくん編より(20~21巻)
外見は全く50歳に見えない美魔女、今井万里子。
酸いも甘いも知り尽くしたかのように、若い女性にそれらしい事を言う。
「家庭をちゃんと守って、好きなコトすればいいじゃないの。その方が女も賢いわよ。」
万里子本人に家庭はないのに偉そうだ。
レディという単語を素で使ったり、いい歳の男にかわいいだの、何かにかぶれている。
このムズムズするダサさは、再放送のトレンディードラマに通じる。
今井万里子の外見は若々しいが、どこかまがまがしい。
いい歳をして路上でキスとか、やっぱり気色悪い。
妻子あるナンパ師の鈴木斗馬と知り合う。
![斗馬と万里子](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/10/20kan146-300x300.png)
出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館
この二人、人との関係性を持続できない所が似ている。
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セレブって素性がわからない
万里子の生業は、年齢に逆らった若さを武器に、化粧品等の紹介をしている。
メジャーな化粧品じゃなくて、聞いた事がないようなメーカーのものだ。
そういう原価がよくわからない商材を、カリスマ性で売っている。
それに加えて、どういうカラクリで儲かるか知らないがパーティーの主催をしたりしている。
![パーティー会場](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/10/20kan188-300x300.png)
出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館
いかにも怪しいセレブがやりそうな虚業。
そこで結婚している女性に男遊びを勧めたり、外見にたがわず人を惑わす事をしている。
鈴木斗馬を家に呼ぶのだが、その部屋はショールームのように生活感がない。
![万里子の自宅](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/10/20kan198-300x300.png)
出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん20巻」小学館
日中は棺に入って過ごしているのだろうか?
後ろめたい事でもあるのか、セレブの素性はよくわからないことが多い。
そんな彼女は2度の離婚歴がある。
やはり他人との関係が続かないのだ。
屋上で全裸で月光浴をしたりもする。
傍らには当然ワイン。
こういう奇行も、自分に酔いしれた人はオシャレと思っているのだろう。
そんな奇人だからこそ、不思議な魅力で美肌のカリスマとして信者を集められる。
万里子のパーティーに参加するには、クラブマリコとかいうものの会員にならなければいけない。
この会費も収入になっているが、会員ビジネスというのもうさん臭いものだ。
信者を集めるモデルとしては、マルチ商法とかとも通じる。
そのパーティーには、利権を持ってそうなおじさんも参加していて、あまり品が良くない。
![若い女を口説くおじさん](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/10/21kan67-300x300.png)
出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん21巻」小学館
パーティー中毒の人は、パーティーに不参しなくなったら落ちぶれたと思われる事を恐れている。
見栄の張り合いのパーティーに、だれが好んで参加したいのだろうか。
万里子は生み出した若さをこういう事に浪費している。
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/11/15-137-160x90.png)
美魔女の正体
アンチエイジングにハマった女は、それが第一になる。
ボトックスやヒアルロン酸注射を打ちまくり、シリコンや脂肪吸引などもしまくり。
腸内洗浄でデトックスなども。
度が過ぎて内臓や血管が痛み、外見に対して中身がボロボロ。
![ノーメイクの万里子](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/10/21kan75-300x300.png)
出典 真鍋昌平著「闇金ウシジマくん21巻」小学館
万里子もその一人で、調子が悪い時はモンスターのようである。
だが、もっと恐ろしいのは彼女の精神性の方だ。
物わかりのいい大人の女を演じながら、妻子ある鈴木斗馬を虜にし、家庭を壊してしまう。
子供の誕生日に呼んでおいて、
「もう帰りなさい」
斗馬が帰らないのを見越しているのだ。
![バケモノのような顔](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2018/10/21kan99-300x300.png)
真鍋昌平著「闇金ウシジマくん21巻」小学館
こうやって自分が一番という実感を得たいがために、相手の生活を壊す。
詐欺まがいの美容商法で訴えられたらしいが、彼女にとってはカスリ傷だろう。
人の生き血をすするモンスター。
それが万里子。
![](https://usijimakunnoningengaku.com/wp-content/uploads/2019/10/15-21-160x90.png)